セレスは急反落、特損計上で上期最終2ケタ減益
セレス<3696>は急反落している。前週末14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高95億9800万円(前年同期比23.8%増)、営業利益8億900万円(同2.1倍)と大幅な営業増益となったものの、純利益が3億8500万円(同10.4%減)と2ケタ減益となったことが嫌気されている。
巣ごもりやポイ活トレンドの好影響により同社グループが運営するポイントサイト「モッピー」でトラフィックや会員数が増加したことに加え、アフィリエイトプログラムにおけるD2Cクライアントとの取引拡大が継続していることが牽引役となった。また、ゆめみにおける人材への先行投資一巡に伴う利益貢献や、関連会社ビットバンクの業績が堅調であったことも寄与した。ただ、新型コロナウイルス感染症の拡大による事業環境への影響などを考慮して特別損失を計上したことで、最終利益は減益となった。
なお、20年12月期通期業績予想は、売上高185億円(前期比12.0%増)、営業利益10億5000万円(同19.3%増)、純利益4億円(同5.3倍)の従来見通しを据え置いている。