Abalance--- 20年6月期は2ケタ増収、グリーンエネルギー事業が連結業績を牽引

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2020年8月17日 11時31分

Abalance<3856>は14日、2020年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比11.6%増の66.78億円、営業利益は同40.5%減の3.61億円、経常利益は同46.0%減の3.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同33.1%減の2.11億円となった。

グリーンエネルギー事業の売上高は前期比20.7%増の62.48億円、セグメント利益は同12.3%減の8.17億円となった。太陽光発電所の販売については継続しつつ、自社保有化を進めることにより、売電収入を継続的に収受するストック型ビジネスへの構造転換を推進。年初以降の新型コロナウィルス感染症の影響については、開発中の各発電所等に大きな計画遅延は生じていないが、海外渡航制限等にともなう海外案件の一部進捗遅延が発生。WWB及びバローズを主体に、太陽光発電所の販売、自社保有太陽光発電所からの売電収入、ソーラーパネル・関連製品の販売及び太陽光発電設備の工事請負、並びに太陽光発電所の運営管理等を行った。

建機販売事業の売上高は前期比56.7%減の2.57億円、セグメント損失は0.49億円(前期は0.02億円の利益)となった。建設機械の国内販売のほか、バングラデシュ等の海外への販売及びレンタルを実施した。

IT事業の売上高は前期比66.0%減の0.58億円、セグメント損失は0.40億円(前期は0.62億円の利益)となった。主力製品「KnowledgeMarket R」の顧客への導入、マイクロソフト関連事業におけるライセンス販売、SI(システムインテグレーション)、運用保守等を行ったが、新会社Abitの立上げに係る費用が先行したほか、年初以降の新型コロナウィルス感染症の拡大により、一部案件の進捗遅延等が発生した。

その他、新製品開発にともなう初期投資及び販売促進に係る費用が先行して発生したことを受け、光触媒酸化チタンコーティング剤とそれを利用した製品の製造販売、企画、設計及び施工等を行った結果、売上高は1.12億円(前期は株式取得後6か月間で0.38億円)、セグメント損失は0.06億円(同0.20億円の損失)となった。

2021年6月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比10.2%減の60.00億円、営業利益は同17.0%減の3.00億円、経常利益は同14.9%減の2.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.6%減の1.91億円を見込んでいる。ベトナムのVSUNについては、持分法適用の実行を視野に現地監査法人の対応などを継続。また、発電所の自社保有化は順調に積み上がっており、事業構造の転換期から初期実現の段階へと移行しつつあり、各事業を引き続き推進するとしている。

《NB》

提供:フィスコ

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