話題株ピックアップ【夕刊】(3):ウェッジHD、バイセル、フェローテク
■ウェッジHD <2388> 138円 +21 円 (+18.0%) 本日終値
14日に決算を発表。「4-6月期(3Q)経常は30倍増益」が好感された。
ウェッジホールディングス <2388> [JQG] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結経常損益は1.4億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)に転落した。
■バイセル <7685> 2,539円 +354 円 (+16.2%) 本日終値
BuySell Technologies<7685>は急反発。14日の取引終了後、従来未定としていた20年12月期単独業績予想を発表しており、売上高146億8500万円(前期比14.5%増)、営業利益7億2700万円(同14.1%減)、純利益4億2500万円(同15.9%減)と2ケタ営業減益を見込むが、想定の範囲内との見方が強いようだ。3~5月の新型コロナウイルス感染症の影響による事業縮小などの影響に加え、新規事業やマーケティングへの先行投資を織り込んだという。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高63億5100万円(前年同期比2.6%増)、営業利益2億1600万円(同64.2%減)、純利益9200万円(同75.9%減)だった。
■スカラ <4845> 744円 +100 円 (+15.5%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率6位
14日に決算を発表。「今期税引き前は3.6倍増益、4円増配へ」が好感された。
スカラ <4845> が8月14日大引け後(17:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期の連結税引き前利益は前の期比57.6%減の9億円に落ち込んだが、21年6月期は前期比3.6倍の33億円に急拡大する見通しとなった。
■フェローテク <6890> 797円 +92 円 (+13.1%) 本日終値
フェローテックホールディングス<6890>が急反発し一時、前週末比110円(15.6%)高の815円に買われた。前週末14日の取引終了後、従来未定としていた21年3月期連結業績予想を発表しており、売上高850億円(前期比4.1%増)、営業利益65億円(同8.1%増)、最終利益15億円(同16.0%減)と営業増益を見込んでいることが好感された。半導体等装置関連事業で、製造装置向けの機能部品販売や受託製造などに回復の兆しがみられ、半導体製造プロセスに使用されるマテリアル製品の販売も前年並みの水準となっていることが牽引する見通し。また、電子デバイス事業で次世代通信システム機器向けを中心に伸長し、バイオやPCR検査装置などの医療機器向けが底堅く推移しており、これに新型コロナウイルス感染症の影響が上期で一巡すると見込んでいることを考慮したという。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高205億2600万円(前年同期比2.3%減)、営業利益15億6000万円(同25.5%減)、最終損益10億9600万円の赤字(前年同期13億2600万円の黒字)だった。
■アイ・ピー・エス <4335> 889円 +96 円 (+12.1%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常は3.1倍増益、5円増配へ」が好感された。
アイ・ピー・エス <4335> [JQ] が8月14日大引け後(15:30)に決算を発表。20年6月期の連結経常利益は前の期比60.7%減の4800万円に落ち込んだが、21年6月期は前期比3.1倍の1億5000万円に急拡大する見通しとなった。
■データセクション <3905> 651円 +65 円 (+11.1%) 本日終値
データセクション<3905>が大幅に5日続伸。同社は14日取引終了後に、21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が3300万円の黒字(前年同期は3200万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比48.4%増の3億7500万円で着地。海外子会社が新たに連結対象となった効果に加え、ソーシャルメディア分析にかかるコンサルティングサービスで大型案件を受注したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については、新型コロナウイルスの影響を見極めることが困難だとして、引き続き未定としている。
■DMソリュ <6549> 1,499円 +144 円 (+10.6%) 本日終値
ディーエムソリューションズ<6549>が後場プラスに転換。前引け後、フルフィルメントセンター2拠点を新設したと発表しており、これが好感された。注文から配送までの関連業務全般を行うフルフィルメントサービスは、足もとでEC市場の拡大により取り扱い量が増大しており、今回のセンター新設は同事業の更なる拡充を図ることが目的。既存の日野フルフィルメントセンターを含めるとフルフィルメントサービス専用拠点として約4000坪の広さとなり、サービス提供体制を整備することによる、業績への貢献が期待されている。
■ユナイトアンドグロウ <4486> 2,448円 +223 円 (+10.0%) 本日終値
ユナイトアンドグロウ<4486>が大幅高。14日の取引終了後、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を目的としている。なお、効力発生日は9月1日。また、同時に発表した20年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、昨年12月に新規上場したため前年同期の比較はないが、売上高8億1900万円、営業利益1億300万円、純利益6600万円だった。継続したIT人材不足や新型コロナへの対応需要により新規会員獲得や既存顧客の取引規模拡大が進展し、想定通りに進捗しているという。なお、通期業績予想は、売上高18億2600万円(前期比12.4%増)、営業利益2億1800万円(同6.6%増)、純利益1億4700万円(前期比10.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■オークファン <3674> 1,203円 +104 円 (+9.5%) 本日終値
オークファン<3674>が3連騰。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年10月~20年6月)連結決算は、売上高50億8500万円(前年同期比9.1%増)、営業利益6億1600万円(同4.7%減)、最終利益3億3000万円(同22.4%減)となったものの、4~6月では営業利益が同13倍に急拡大しており、これが好感された。在庫価値ソリューション、商品流通プラットフォームの主力2事業が好調に推移した。なお、20年9月期通期業績予想は、売上高81億5500万円(前期比22.9%増)、営業利益8億1600万円(同20.0%増)、純利益4億3000万円(同31.4%増)の従来見通しを据え置いている。
■トーヨーカネツ <6369> 2,274円 +185 円 (+8.9%) 本日終値
トーヨーカネツ<6369>が急反発。同社は14日取引終了後に、21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が7億5700万円の黒字(前年同期は1億100万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比24.3%増の97億9800万円で着地。空港向け設備案件や生協向けの「マルチシャトル」を組み込んだ庫内自動化設備案件などが売り上げ計上されたほか、プロジェクト管理強化による採算改善で、物流ソリューション事業が増収増益となったことが寄与した。なお、通期業績予想は、売上高481億円(前期比3.4%増)、営業利益21億6000万円(同16.7%減)とする従来計画を据え置いている。
●ストップ高銘柄
ティアンドエス <4055> 14,700円 +3,000 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
日本リビング保証 <7320> 1,585円 +300 円 (+23.4%) ストップ高 本日終値
IIF <6545> 493円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発 <3803> 634円 +100 円 (+18.7%) ストップ高 本日終値
フレンドリー <8209> 548円 +80 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値
など、17銘柄
●ストップ安銘柄
ITbook <1447> 538円 -100 円 (-15.7%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース