前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■ミナトHD <6862> 444円 (+80円、+22.0%) ストップ高
ミナトホールディングス <6862> [JQ]がストップ高。半導体のメモリーモジュールを主力とする電子機器メーカーで足もとの業績は苦戦しているものの、提携戦略などで展開力の増強を図っている。17日取引終了後、クラウド会議システムやオーディオ・映像関連製品、セキュリティ関連製品などを開発・販売するプリンストン(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化することを発表。また、プリンストン社の中出敏弥社長らを引受先とする合計35万8100株の第三者割当増資を実施することも合わせて発表しており、これを材料視する買いが集中した。
■ジーエヌアイ <2160> 1,738円 (+300円、+20.9%) ストップ高
ジーエヌアイグループ <2160> [東証M]がストップ高。17日の取引終了後、肝線維症治療候補薬として第2相臨床試験を実施していた「F351」について、試験の完了を発表しており、これが好材料視された。同試験は、中国におけるB型肝炎ウイルス由来の肝線維症患者に対する安全性並びに有効性を検証する試験で、初期段階分析ではプラセボ群に対して統計学的に優位な改善結果が得られたという。また、全般的に良好な耐容性も示したという。同社ではこの結果を踏まえ、中国市場での上市や米国、日本における可能性について検討を進め、9月下旬から10月上旬をメドに戦略的な方向性について明らかにするとしている。なお、20年12月期業績への影響はないとしている。
■エムビーエス <1401> 712円 (+100円、+16.3%) ストップ高
エムビーエス <1401> [東証M]がストップ高。同社は17日、非接触によるPCR検査を行うことができるキャビネットボックス型の装置「双セキュリティキャビネットBOX」を開発したと発表しており、これが材料視されたようだ。この装置は電話ボックスほどの大きさで、省スペースで設置できることから感染症対策実施のスペースがない街中のクリニックなどでも、PCR検査用ボックスとして感染症予防(非接触での感染症検査が可能)に活用できるという。既に5月に宇部市琴芝町にある保健センターに寄贈したほか、9月からは山口県の委託を受けて正式に検査センターを立ち上げ設置する予定で、要望があれば病院やクリニック、自治体などに供給していく予定だとしている。
■モダリス <4883> 3,080円 (+412円、+15.4%) 一時ストップ高
モダリス <4883> [東証M]が3連騰し、上場来高値を更新した。SBIインベストメントが8月17日の取引終了後、財務省に変更報告書を提出し、SBIインベストメントと共同保有者であるレオス・キャピタルワークスのモダリス株式保有割合が7.41%から8.75%に上昇したと発表。うちレオスの保有割合が1.07%から2.41%に増加しており、需給思惑が働いたようだ。なお、保有目的は純投資としており、報告義務発生日は8月7日。
■ランサーズ <4484> 1,135円 (+150円、+15.2%) ストップ高
ランサーズ <4484> [東証M]がストップ高。同社はフリーランスなどの人材と企業をマッチングさせる人材仲介サイトを運営。主に同社が仕事を受注し、フリーランスに依頼する請負型を特長とするが、コロナ禍にあっても電話代行業務など、企業のニーズを捉えたサービスで需要を開拓している。これまでトップラインは高水準の伸びを続ける一方、損益赤字局面が続いていたが、今月13日に開示した21年3月期業績予想では営業損益が1000万~5000万円の黒字を見込んでおり、収益成長局面へ移行するとの思惑が物色人気化につながった。
■エムアップ <3661> 3,220円 (+300円、+10.3%)
東証1部の上昇率4位。エムアップホールディングス <3661> が6連騰し、年初来高値を更新した。14日に発表した第1四半期(4-6月)決算が、売上高29億3700万円(前年同期比15.4%増)、営業利益2億8800万円(同2.3倍)と大幅増益となったことが引き続き好材料視された。主力のコンテンツ事業で、アーティストなどの獲得による新規ファンクラブやファンサイトの開設を進め、有料会員の獲得に取り組んできたことなどが奏功した。また、音楽映像商品やアーティストグッズを販売しているEC事業も好調だった。また、18日11時30分ごろ、連結子会社Fanplus(東京都渋谷区)が、電子チケット事業やチケット二次販売「チケプレトレード」を運営するTixplus(東京都渋谷区)と、「WAVOC presents災害ボランティア支援 ゴスペラーズアカペラコンサート」生配信の視聴チケットの販売及び配信を行うことを発表した。なお、同コンサートの視聴には、Fanplusの視聴PASS販売プラットフォーム「StreamPass」とコメントや投げ銭機能を搭載したFanplusの視聴アプリ「FanStream」を活用する。
■カルタHD <3688> 1,360円 (+102円、+8.1%)
東証1部の上昇率8位。CARTA HOLDINGS <3688> が急反発。同社は18日、グループのVOYAGE MARKETINGが、内閣府の「地域未来構想20オープンラボ」の20政策分野のうち「行政IT化」「防災IT化」「商品券・旅行券」の3分野における専門家企業として選定されたと発表。「地域未来構想20」は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、感染症にも経済危機にも強い、強靱かつ自律的な地域の社会経済の構築に向けて、地域で取り組むことが期待される「社会的な環境整備」「新たな暮らしのスタイルの確立」「新たな付加価値を生み出す消費・投資の促進」を軸とした20の政策分野。VOYAGE MARKETINGは、デジタルギフト「デジコ」や給与前払いサービス「Remone」などのサービスを通じて、当該分野で課題を抱える自治体などソーシャルセクターへの連携や、デジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進するとしている。また、18日は運営する次世代型TVマーケティングプラットフォーム「PORTO tv」で、新たなクリエイティブパートナーとしてNORTH AND SOUTH(東京都渋谷区)と連携したことも発表。この連携で、より幅広いクライアントニーズに対応し、テレビCMの制作を行うことができるようになるとしている。
■富士ソSB <6188> 416円 (+28円、+7.2%)
富士ソフトサービスビューロ <6188> [東証2]が大幅3日続伸。コールセンター事業や業務プロセスを外部委託するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業で企業の人材ニーズを取り込んでいる。20年12月期は特別給付金絡みのスポットでの大型案件受注が反映され営業利益予想を大幅に増額修正、決算期変更に伴い前期との比較はできないものの、従来予想の2億6000万円から4億6000万円予想に2億円の上乗せとなった。政府が普及に本腰を入れるマイナンバー関連でも商機を捉えており、中期成長期待が強い。
■総医研HD <2385> 658円 (+43円、+7.0%)
総医研ホールディングス <2385> [東証M]が大幅高で連日の年初来高値更新。17日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想を発表しており、売上高100億円(前期比7.4%増)、営業利益13億円(同24.1%増)、純利益9億円(同23.0%増)と大幅増益を見込むことが好感された。前期末の受注残高が減少したことから医薬臨床研究支援事業は減収減益が見込まれるものの、杭州高浪との資本・業務提携の効果や商品ラインアップの拡充、中国における輸入許可の取得による販路の多様化などで、化粧品事業が引き続き拡大し業績を牽引する見通し。なお、20年6月期決算は、売上高93億1200万円(前の期比23.0%増)、営業利益10億4700万円(同20.9%増)、純利益7億3100万円(同32.2%増)だった。
■アストマクス <7162> 222円 (+13円、+6.2%)
アストマックス <7162> [JQ]が急反発。17日の取引終了後、子会社の長万部アグリが、Yahoo!ショッピング内に「長万部アグリ Yahoo!店」をオープンしたと発表しており、これが好材料視された。長万部アグリは、長万部産のホタテの貝殻とサンゴを用いたアルカリ培地で、ブランドミニトマト「エンリッチミニトマト」を生産している。Yahoo!ショッピングへの出店で販売機会の拡大につながり、業績への貢献が期待できることが買いにつながったようだ。
■コメリ <8218> 3,410円 (+195円、+6.1%)
コメリ <8218> が急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付で、投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を3200円から3500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、収益体質強化による増益基調の継続を評価。21年3月期第1四半期(4-6月)決算は、収益体質改善が続くなか、新型コロナウイルス感染下で増加した巣ごもり需要を幅広く取り込んだことで大幅増益となったが、同証券では業績進捗を踏まえて21年3月期営業利益予想を192億円から245億円へ、22年3月期を同195億円から245億円へ上方修正した。同証券では、天候不順などによる業績への影響は避けづらいとしつつも、巣ごもり需要の急減は今なおみられず、また収益体質改善も続いているため、底堅い成長が続くとみている。
■物語コーポ <3097> 8,250円 (+370円、+4.7%)
物語コーポレーション <3097> が大幅高。同社は17日取引終了後に、7月度の月次売上高(国内直営店とフランチャイズ店の合計、速報値)を公表。既存店売上高は前年同月比2.9%増となり、5ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されたようだ。主力の焼肉部門の売上高が同10.1%増と伸びたことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同9.1%増(6月は同2.3%増)と2ヵ月連続のプラスだった。
■ファンコミ <2461> 468円 (+17円、+3.8%)
ファンコミュニケーションズ <2461> が4日ぶりに大幅反発。光通信 <9435> が17日の取引終了後、財務省に大量保有報告書を提出し、光通信のファンコミ株式保有比率が5.01%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は8月7日。
■GAテクノ <3491> 6,580円 (+230円、+3.6%)
GA technologies <3491> [東証M]が大幅反発。18日正午ごろ、グループ会社イタンジが、ピタットハウスネットワーク(東京都中央区)と、賃貸不動産管理サービスにおける業務提携を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携により、ピタットハウスの全国加盟店655店舗の物件データベースとイタンジが提供する賃貸管理システムが連結可能となる。また、ピタットハウスの加盟店に限り、イタンジが提供するシステムを特別価格で提供可能になるとしている。
■エムスリー <2413> 6,140円 (+210円、+3.5%)
エムスリー <2413> が大幅反発。機関投資家とみられる継続的な買いが観測されるなか強力な上昇トレンドを形成、18日は240円高の6170円まで上値を伸ばし、最高値街道に復帰した。医療従事者向けサイトを運営し、製薬会社のマーケティングや情報支援事業を行うが業績は絶好調に推移している。20年4-6月期は営業利益段階で前年同期比26%増の112億5300万円と高水準の伸びを達成した。新型コロナウイルスの感染拡大は、顧客である製薬会社の営業形態のリモートシフトの動きがむしろ同社の収益機会の拡大につながっている。ソニー <6758> 傘下で時価総額は4兆円を超える巨大企業ながら、株式需給面では品薄感が強く利益確定売り圧力が小さい。
■任天堂 <7974> 52,830円 (+1,280円、+2.5%)
任天堂 <7974> が高水準の商いをこなし上値指向鮮明、全般冴えない地合いのなかで5連騰と気を吐いた。新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする外出自粛の動きを背景に、巣ごもり消費の一角であるゲーム関連株人気を誘導している。市場では「巣ごもり消費で新たに喚起された需要はスマートフォンゲームではなく、家庭用ゲームであり、そのなか独り勝ち状態の同社に対する注目度が高い」(国内ネット証券アナリスト)と指摘する。また、直近は米国株市場で画像処理半導体大手のエヌビディアが急速人気化し最高値を更新したが、エヌビディア製プロセッサーはニンテンドースイッチ向けに供給されており、足もとではエヌビディア関連としての側面でも人気が増幅された。
■シーイーシー <9692> 1,684円 (+37円、+2.3%)
シーイーシー <9692> が反発。同社は18日、自社の物流効率化ICTソリューション「LogiPull(ロジプル)」が、ドコマップジャパン(東京都港区)が提供しているGPSを利用した車両位置情報管理システム「DoCoMAP」と連携し、提供を開始したと発表。今後は両社の顧客への導入実証やNTTドコモ <9437> との営業協力を予定しており、これらが買い手掛かりとなったようだ。シーイーシーは長年、物流業界向けに入出荷・庫内作業の効率化をICTで支援している。今回、物流倉庫事業者のバース予約・管理とトラック車両・運行情報のデータを連携することで、効率的な運行管理と入出荷時間の精度向上につながり、サプライチェーン上のムダを解消することができるとしている。
■エンプラス <6961> 2,269円 (+35円、+1.6%)
エンプラス <6961> が反発。17日の取引終了後、5月29日に発表した自社株買いについて、上限を20万株、または5億円から40万株(発行済み株数の3.24%)、または10億円に修正したことが好材料視された。また、取得期間も9月30日までから10月30日までに変更する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためという。なお、今回の自社株買いに関しては、8月14日までに19万2500株を取得。取得価額の総額は4億5836万円としている。
■インフォMT <2492> 698円 (+9円、+1.3%)
インフォマート <2492> が反発。18日午前11時ごろ、クラウド請求書サービス「BtoBプラットフォーム 請求書」を使った群馬県前橋市における実証実験を開始すると発表しており、これが好材料視された。今回の実証実験は、前橋市における公立小中学校を対象に「BtoBプラットフォーム請求書」と、世界最大の出張・経費管理クラウドSAPコンカーの日本法人であるコンカーの請求書管理クラウド「Concur Invoice」を試験的に導入し、業務プロセスの効率化とデジタル化の有効性を検証するのが狙い。同実験により、従来紙で行っていた請求書処理プロセスをデジタル化し、間接業務の負荷削減を進め、教員の働き方改革の実現を目指すという。
■東エレク <8035> 28,980円 (+330円、+1.2%)
東京エレクトロン <8035> など半導体製造装置関連株が急速な円高にもかかわらず、売り物をこなし頑強な値動き。17日の米国株市場では画像処理半導体大手のエヌビディアが6%を超える上昇で4連騰となり、過去最高値を更新したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も史上最高値圏に再浮上、この流れが東京市場にも波及した。世界的なテレワーク導入加速に伴うデータセンターの増設需要や、次世代通信規格5G関連インフラに絡み半導体市況は中期的な追い風が意識されている。東京市場では、ここ半導体関連は調整色を強めていたが、目先リバウンドを期待した押し目買いを誘導した。
■CREロジ <3487> 162,100円 (+1,600円、+1.0%)
CREロジスティクスファンド投資法人 <3487> [東証R]が続伸。17日の取引終了後、20年6月期の決算を発表しており、営業利益は前の期比39.0%増の11億5100万円となった。また、あわせて発表した20年12月期(7-12月)の営業利益予想は、前期比31.4%増の15億1300万円と最高益見通しとなり、これらが好感されたようだ。同社では運用環境について、通信販売や電子商取引の拡大などに伴う宅配取り扱い個数の増加、3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)事業者の利用の広がりなどを背景に、物流不動産に対する需要は引き続き強く、今後も増加すると見込んでいる。なお、21年6月期(21年1-6月)の営業利益見通しは、今期予想比8.5%減の13億8500万円とした。また、分配金の見通しについては20年12月期が3297円、21年6月期が3205円とした。
■インソース <6200> 2,673円 (+26円、+1.0%)
インソース <6200> が3日続伸。17日の取引終了後、株主優待制度の変更を発表。現行制度では、500株以上保有でクオカード500円~3000円分に加えて、自社指定公開講座の無料券(1~4回分)を贈呈していたが、20年9月末時点の株主から受講無料券を廃止してクオカードの贈呈額を増やすことにし、700~5000円分の贈呈を行うという。なお、100株以上500株未満の株主に対するクオカード500円分の贈呈に変更はない。
※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース