C&Gシステムズ---20年度上期は売上高が19.76億円、CADCAMシステム等が貢献もコロナ禍で前年同期比7.7%減
C&Gシステムズ<6633>は7日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.7%減の19.76億円、営業利益が同12.2%減の1.40億円、経常利益が同43.1%減の0.96億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同60.2%減の0.34億円となった。
CAD/CAMシステム等事業の売上高は前年同期比5.6%減の16.18億円、セグメント利益は同5.9%減の0.91億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大による活動制限を余儀なくされる中、オンラインツールを活用した営業を積極的に展開し収益につなげてきた。しかし営業機会の減少をカバーするまでには至らず製品販売は伸び悩んだ。一方保守売上は、テレワーク下であっても製品バージョンアップおよび技術サポートの定期的な提供を従前どおり実施したことにより、高い保守更新率を維持し収益に貢献した。海外における製品販売は、タイならびにインドネシア等のASEAN地域では自動車関連業の稼働率低下に伴い需要が大幅に減少したことなどから低調に推移したものの、韓国ではオンラインツールを活用した営業が奏功し堅調に推移した。
製品開発では、既存製品において機能強化に取り組んだほか、部品加工向けCAD/CAMシステム等、新たな収益の柱とすべく複数の案件について継続して研究開発を進めた。
金型製造事業の売上高は前年同期比15.9%減の3.57億円、セグメント利益は同21.8%減の0.49億円となった。新規プロジェクトの受注など2019年下期の受注状況が堅調に推移したことから第1四半期の売上は伸長したが、当第2四半期は新型コロナウイルス感染症の影響拡大により受注環境は次第に悪化した。
2020年12月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による自社の業績への影響については先行きが極めて不透明であり、影響額を合理的に算定するのが困難であることから未定としている。今後、合理的な算出が可能となった時点で速やかに開示する。
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