話題株ピックアップ【夕刊】(2):セリオ、ハナツアーJ、ランシステム

注目
2020年8月25日 15時15分

■セリオ <6567>  1,644円  +300 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

SERIOホールディングス<6567>がストップ高。24日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。

■ハナツアーJ <6561>  621円  +100 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

HANATOUR JAPAN<6561>がストップ高。24日の取引終了後に発表した第2四半期決算説明会資料で、営業方針を転換し国内需要を取り込むとしたことが好感された。オンライン・オフラインマーケティング・営業によりGoToキャンペーン集客に注力するほか、今後のインバウンド需要の回復に備えて、日本の観光地紹介動画を制作中という。なお、20年12月業績及び配当予想は引き続き未定としている。

■ランシステム <3326>  498円  +80 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

ランシステム<3326>がストップ高。この日、テレワークを推進する企業へ向けて、リモートデスクトップソリューション「ConnectWise Control アクセス」(CWC-CA)の販売を開始すると発表しており、これが好感された。同サービスは、複合カフェやカラオケボックスなど自宅近くのインターネットに接続が可能な環境からリモートで業務を行うための仕組みで、テレワークを許可する従業員の社内パソコンにエージェントをインストールし、認証情報を登録。専用のWebサイトにアクセスし認証を済ませると遠隔地から社内パソコンの画面、マウス/キーボードの操作が可能となるというもの。サービス開始に伴い、運営する複合カフェ「自遊空間」を特別料金で利用できるキャンペーンを行うほか、「自遊空間」以外にもワークスペース提供事業者を募集し、CWC-CAの利用可能店舗の拡大を目指すとしている。

■大和重工 <5610>  748円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

大和重工<5610>がストップ高。24日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を5万株(発行済み株数の3.69%)、または5000万円としており、取得期間は8月25日から12月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行並びに資本効率の向上を図ることが目的としている。

■菊池製作所 <3444>  895円  +105 円 (+13.3%)  本日終値

菊池製作所<3444>が急伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で「コロナ禍を受けて除菌剤の噴霧ロボットの開発を始めた。飲食店などで使われる運搬ロボットを改良し、除菌剤を噴霧できるノズルを側面に取り付ける」と報じられており、これが好材料視されたようだ。記事によると、顧客が開発した植物由来の除菌剤を使い、出資するスタートアップが開発したロボットから噴霧するという。9月中をメドに発売し、病院やレストラン、オフィスなどでの利用を見込むとしていることから、業績への貢献も期待されている。

■バリュエンス <9270>  1,719円  +77 円 (+4.7%)  本日終値

バリュエンスホールディングス<9270>が6日続伸。正午ごろ、グループ企業のバリュエンスインターナショナル社(香港)が、ブランド買取専門店「なんぼや」の香港に続く海外2拠点目として、インドネシアへ新店をオープンしたと発表しており、東南アジア進出を好感した買いが入った。新たにオープンしたなんぼやインドネシアハントゥア店は、首都ジャカルタの政治・経済の中心部でもある中央ジャカルタにオープン。親日家が多くコミュニケーション力も高いインドネシアでは、客とモノとの想いに寄り添う「なんぼや」の買い取りスタイルを生かしつつ、インドネシア特有の文化や伝統を取り入れたサービスを提供するとしている。

■キャリアデザ <2410>  884円  +39 円 (+4.6%)  本日終値

キャリアデザインセンター<2410>が反発。24日の取引終了後、企業が求職者に直接アプローチを行うiOS版転職アプリ「Direct type(ダイレクト タイプ)」をリリースしたと発表しており、これが好感された。同サービスは、求職者が求人を「探す」のではなく、企業からのスカウトやレコメンドを「待つ」ことで、自分にマッチした求人と効率的に出会うことができ、そのため求人検索がメインになる「type」とは異なる層の求職者を獲得することが可能になるのが特徴。また、企業は求人条件にマッチした候補者をデータベースから見つけ出し、直接スカウトできるため、採用競争力によらない母集団形成が可能になり、ピンポイントで効率的な採用につなげることができるという。

■JESCO <1434>  453円  +19 円 (+4.4%)  本日終値

JESCOホールディングス<1434>が続伸。24日の取引終了後、ベトナム子会社がビエットパール・ガン・ハオ・ラグジャリー・ユニット・ホテル・プロジェクトに関する案件を受注したと発表しており、これが好感された。同プロジェクトは、ベトナムのバリア=ブンタウ省南東部ブンタウ市で進められるホテルプロジェクトで、今回受注した工事は電気設備、空調・換気設備、給排水衛生設備および防火設備工事。受注金額は736億ドン(約3億4000万円)で、21年8月期に売り上げ計上する予定という。

■日本システム技術 <4323>  1,568円  +61 円 (+4.1%)  本日終値

日本システム技術<4323>が大幅高で3日続伸。24日の取引終了後、従来未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高185億円(前期比2.7%増)、営業利益9億8000万円(同1.0%増)、純利益5億5000万円(前期3000万円の赤字)を見込むと発表しており、営業増益見通しであることが好感された。段階的に経済活動が再開されていることや、最新の業績動向を踏まえたという。なお、新型コロナウイルス感染拡大による影響は限定的としている。

■ルックホールディングス <8029>  733円  +26 円 (+3.7%)  本日終値

ルックホールディングス<8029>が8日ぶりに反発。24日の取引終了後、未定としていた第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高169億2000万円(前年同期比20.6%減)、営業損益6億9000万円の赤字(前年同期6億4500万円の黒字)、最終損益7億3000万円の赤字(同4億6900万円の黒字)を見込むものの、1~3月期の営業損益5億400万円の赤字に対して、4~6月期営業損益の赤字幅が縮小していることが好材料視されたようだ。新型コロナウイルス感染症の影響で、4月から5月にかけておよそ2カ月間の店舗休業などにより大幅な減収と営業損失を計上する見込み。ただ緊急事態宣言解除後、店舗営業の再開に伴う業績は回復しているとしている。なお、20年12月期通期業績予想は、第2四半期連結決算発表日の8月27日に公表する予定としている。

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