株価指数先物【昼のコメント】値がさの一角堅調でNT倍率は25日線レベルまで上昇

市況
2020年8月26日 12時30分

日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の2万3240円(-0.38%)前後で推移している。米国市場の流れからやや利益確定が先行し、寄り付きは2万3300円とシカゴ先物清算値(2万3300円)にサヤ寄せして始まり、現物の寄り付き直後には2万3330円と前日比変わらずの水準をつけている。しかし、その後はじり安基調が続いており、前場半ばには2万3200円まで下げ幅を広げている。

ソフトバンクグループ <9984> 、エムスリー <2413> など指数寄与度の大きい値がさ株の一角が強含むものの、6割近い銘柄が値下がりしているため、全体としてはやや売りに押されている。ただし、前日の上昇に対する利食いの範囲内であり、日経平均株価は前日の価格水準での底堅さが意識されている。日経225先物についてもナイトセッションでの安値(2万3180円)は下回っていないため、短期筋の売り仕掛け的な動きも出にくいようだ。

なお、前引けのTOPIXは0.35%の下落だった。0.5%より下落率が小さいうえ、昨日は上昇していたことももあり、後場は日銀のETF買い入れはないだろう。また、狭いレンジ相場が続いていることから、ダブルインバースの調整に伴う先物への需給も限られそうだ。そのため、オプション権利行使価格の2万3250円を中心とした上下の権利行使価格である2万3125円~2万3375円辺りでの推移が続きそうである。値がさ株の動向からはレンジ下限接近では押し目狙いでのロングスタンスか。

また、NT倍率は先物中心限月で一時14.39をつけ、心理的な上値抵抗線である25日移動平均線まで上昇してきている。全体の6割の銘柄が下げる一方で、指数寄与度の大きい値がさ株の一角が上昇している影響であるが、NTロングは抵抗線を明確に上放れてくるのを見極めたいところである。

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