話題株ピックアップ【夕刊】(3):三光産業、朝日ラバー、大戸屋HD

注目
2020年8月26日 15時23分

■三光産業 <7922>  318円  +46 円 (+16.9%) 一時ストップ高   本日終値

三光産業<7922>は一時ストップ高に買われる場面があった。25日に、恵安(東京都豊島区)と高性能ナノAGフィルターを採用した日本製マスク「ナノAG+AIRマスク」を共同開発し、10月から販売を開始する予定だと発表しており、これが好材料視された。「ナノAG+AIRマスク」は材料メーカーとの共同開発を行ったオリジナル素材を採用し、フィルター性能はもちろん、抗菌・防臭効果と呼吸のしやすさを追求、そして紫外線も99%カットできる不織布三層構造の使い捨てマスクという。ふつうサイズと小さいサイズの二種類で展開し、販売予定価格は50枚入り2280円、7枚入り450円(いずれも税別)としている。

■朝日ラバー <5162>  729円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

朝日ラバー<5162>がストップ高。きょう付けの化学工業日報で、「医療用ゴム製品が好調だ」と報じられており、これが好材料視された。同事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けず全般的に受注は堅調のもようで、第1四半期(4~6月)売上高は前年同期比15.5%増の3億2200万円を計上し、通期でも前期比4%増の12億3600万円を見込む。記事によると、採血用・薬液混注用ゴム栓を主力とする医療回路製品の適用範囲が拡大していることに加えて、昨秋量産を開始した新規品の受注増が貢献し、8月には白河第二工場(福島県白河市)に採血用・薬液混注用ゴム栓の生産体制を移設して増産体制を整えるとしており、業績の牽引役となることが期待されている。

■大戸屋ホールディングス <2705>  2,954円  +254 円 (+9.4%)  本日終値

大戸屋ホールディングス<2705>は大幅反発。同社に対するTOBを実施しているコロワイド<7616>が25日の取引終了後、TOB期限を従来の8月25日から9月8日まで延長すると発表し、また買い付け予定数の下限を187万2392株から151万138株に引き下げるとしており、これらが好材料視された。

■タカショー <7590>  685円  +58 円 (+9.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率6位

タカショー<7590>は一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。25日の取引終了後、21年1月期の連結業績予想について、営業利益を7億円から10億1000万円(前期比90.2%増)へ、最終利益を3億円から6億4000万円(同3.2倍)へ上方修正したことが好感された。上期において、前年の消費税増税の反動による新設住宅着工数の減少や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けプロユース部門の売り上げが減少傾向にあることから、売上高は191億4500万円から184億円(同6.0%増)へ下方修正したものの、外出自粛などによるライフスタイルの変化に伴い、家庭菜園やリビングガーデンのニーズが高まったことや、営業活動における経費の削減などにより利益を上方修正するという。また、利益の上方修正に伴い、期末一括配当予想を10円から13円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されたようだ。なお、前期実績に対しては3円の増配になる予定だ。

■アクリート <4395>  939円  +76 円 (+8.8%)  本日終値

アクリート<4395>が大幅反発。午後1時ごろ、ビッグデータと機械学習人工知能(AI)を用いて、不正利用などの特定・防止をより強固にするスコアリングサービス「スコアpowered by TeleSign」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。同サービスは、コミュニケーションプラットフォームサービス大手の米テレサイン(カリフォニア州)と販売契約を締結してサービスを提供するもので、SMS(ショートメッセージサービス)配信時の個人認証の際に、より精度の高い不正利用などの特定・防止を強固にする。テレサイン社が保有するビッグデータを採用し、アルゴリズムを訓練する機械学習AIを適用することで、これまで以上に詐欺や高リスクな電話番号の検出機能の効果と精度を高めたのが特徴という。

■KNTCT <9726>  965円  +76 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

KNT-CTホールディングス<9726>が大幅続伸。公明党の山口那津男代表が25日の記者会見で、「GoTo トラベル」に関し、東京発着分を追加するよう政府に検討を求めたことを受けて、旅行関連への関心が高まっているようだ。また、西村康稔経済再生大臣も26日の衆院内閣委員会で、東京の追加を、9月の政府の分科会で判断する考えを示しており、客数の多い東京発着を追加することによる旅行需要の押し上げ効果が期待されている。なお、アドベンチャー<6030>やエイチ・アイ・エス<9603>なども同様に買われた。

■有機合成薬品工業 <4531>  359円  +25 円 (+7.5%)  本日終値

有機合成薬品工業<4531>が反発。この日の午前中、「ミトコンドリア機能活性化剤」に関する特許出願の手続きを完了したと発表しており、これが好感された。今回の特許出願は、外部研究機関との共同研究により、同社のアミノ酸製品であるベータアラニン及びグリシンに、ミトコンドリアを活性化する機能を見出したことによるもの。ミトコンドリアは真核生物の細胞小器官であり、ヒトの細胞内においてもエネルギーを生産する役割を担っていることから、ミトコンドリアの活性化は各細胞のエネルギー代謝に大きく寄与すると考えられ、さまざまな効果の具現化が図れると期待しているという。

■ミナトホールディングス <6862>  494円  +30 円 (+6.5%)  本日終値

ミナトホールディングス<6862>は4日続伸し年初来高値を更新。同社は半導体のメモリーモジュールを主力とする電子機器メーカーで、17日にクラウド会議システムやオーディオ・映像関連製品、セキュリティー関連製品などを開発・販売するプリンストン(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化することを発表。テレワーク関連としての切り口が株価の上昇を後押しした。また前日25日には、同社が手掛けるインテリジェント・ステレオカメラ(ISC)を利用した位置検出システム開発に向けて、安川電機<6506>子会社の安川オートメーション・ドライブと実証実験を開始することも発表しており、これも材料視された。

■ウェルス・マネジメント <3772>  1,234円  +48 円 (+4.1%)  本日終値

ウェルス・マネジメント<3772>が大幅高で4日続伸。25日の取引終了後、株主優待制度の拡充を発表しており、これが好材料視された。対象となる株主の保有区分けを変更し、500株以上1000株未満を新設。グループ運営ホテルで利用可能な優待券1万円分を贈呈する。なお、保有株数に応じて優待券を5000円から2万円贈呈することに変更はない。

■バリューデザイン <3960>  3,160円  +120 円 (+4.0%)  本日終値

バリューデザイン<3960>が反発。午前10時ごろ、CARTA HOLDINGS<3688>グループでマーケティングソリューション事業を展開するVOYAGE MARKETINGと、企業の顧客分析や販売促進、集客支援などのCRMサービスで業務提携したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、「バリューカードASPサービス」の基盤にVOYAGE MARKETINGが培ってきた顧客エンゲージメントや顧客満足度の向上支援に関するノウハウやプロダクトを連携することで、CRMサービスの強化を目指すのが狙い。提携第1弾の取り組みとして、VOYAGE MARKETINGが提供するデジタルギフト「デジコ」と、バリューデザのデジタルギフト「ValueGift」のギフトコードを連携させ、ユーザーが交換できるギフトを拡充させることで、利便性の向上を図るとしている。

■No.1 <3562>  2,090円  +400 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値

No.1<3562>がストップ高。正午ごろ、21年2月期の連結業績予想について、売上高を91億8600万円から112億1000万円(前期比27.1%増)へ、営業利益を3億7700万円から5億6300万円(同56.0%増)へ、純利益を2億6800万円から4億400万円(同51.9%増)へ上方修正したことが好感された。情報セキュリティー機器並びにテレワーク関連機器の商品企画力に強みのあるアレクソンを子会社化し、7~2月の8カ月間の損益を連結することが要因という。

●ストップ高銘柄

クックビズ <6558>  1,324円  +300 円 (+29.3%) ストップ高   本日終値

グローバルダイニング <7625>  223円  +50 円 (+28.9%) ストップ高   本日終値

ジャパンエン <6016>  1,372円  +300 円 (+28.0%) ストップ高   本日終値

INCLUSIVE <7078>  1,470円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値

など、22銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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