話題株ピックアップ【夕刊】(3):高千穂交易、エスクリ、凸版

注目
2020年8月28日 15時17分

■高千穂交易 <2676>  933円  +20 円 (+2.2%)  本日終値

高千穂交易<2676>は買いが先行。同社は27日、通信系半導体メーカーの米GCTセミコンダクターと販売代理店契約を締結したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。GCTセミコンダクターは、先進的4G、5Gモバイル半導体ソリューションを設計・製造・供給する世界有数の企業。今回の契約により、両社は従来のルーター、タブレット、CPE(ユーザーの敷地内にある電話機やブロードバンドルーターなどの通信設備のこと)などのコンシューマ製品市場だけでなく、スマートメーターやIoTなどの産業機器へのワイヤレス製品の更なる拡販を目指すとしている。

■エスクリ <2196>  351円  +6 円 (+1.7%)  本日終値

エスクリ<2196>が反発。この日午前中、運営する全施設に新型コロナウイルス感染予防対策としてアクリル板で製作したオリジナルパーテーションを導入すると発表しており、これが好材料視された。同社では、スタッフの体調管理、施設・備品の衛生管理、ソーシャルディスタンスの確保など新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めているほか、結婚式ライブ配信サービスの導入、ウエディングドレスのようなオリジナルマスクの販売などさまざまな取り組みを行っている。今回の取り組みは、ウィズコロナ時代の結婚式で新郎新婦や参列するゲストへより安全安心な結婚式をご提供したいとの想いから、感染予防対策の一環として、運営する全国33か所の施設全てに「細菌・ウイルスを不活性化する空調フィルター」の設置工事を実施するほか、「アクリル板で製作したオリジナルパーテーション」を導入したという。

■旭精機工業 <6111>  1,900円  +18 円 (+1.0%)  本日終値

旭精機工業<6111>が続伸。27日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、21年3月期に投資有価証券売却益1億6100万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視された。

■東京コスモス電機 <6772>  723円  -67 円 (-8.5%)  本日終値

東京コスモス電機<6772>が3日ぶりに大幅反落。同社は27日取引終了後に、21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が6200万円の赤字(前年同期は600万円の黒字)となったことが嫌気されたようだ。売上高は前年同期比31.8%減の15億3900万円で着地。新型コロナウイルスの感染拡大で積極的な営業活動が難しくなったほか、生産部門も需要減を受けて一部休業を強いられたことなどが影響した。なお、これまで未定としていた21年3月期通期の連結業績予想もあわせて発表しており、売上高は前期比19.4%減の72億円、営業損益は1億円の赤字(前期は1億8700万円の黒字)になる見通しだとしている。

■明星電気 <6709>  681円  -37 円 (-5.2%)  本日終値

明星電気<6709>は続落。27日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が売上高9億8100万円 営業損益1億8700万円の赤字、最終損益1億3300万円の赤字となり、前年同期は連結業績の開示だったため比較はないものの、営業損益段階から赤字に転落したことが嫌気された。防災分野で前期での多機能型地震計の反動を受けたことが響いた。また、会計処理方法の変更なども影響し、営業赤字を余儀なくされた。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高75億6000万円(前期比6.7%減)、営業利益3億2000万円(同45.4%減)、最終利益3億円(同23.2%減)の従来見通しを据え置いている。

■タキヒヨー <9982>  1,720円  -51 円 (-2.9%)  本日終値

タキヒヨー<9982>が反落。午前11時ごろ、従来未定としていた第2四半期累計(3~8月)連結業績予想について、売上高229億円(前年同期比22.1%減)、営業損益8億円の赤字(前年同期300万円の黒字)、最終損益8億円の赤字(同8000万円の黒字)を見込むと発表しており、赤字転落を嫌気した売りが出た。新型コロナウイルス感染症の影響で衣服需要が低迷していることが響く。なお、21年2月期通期業績予想は引き続き未定としている。同時に、従来中間・期末各20円としていた配当予想を未定に修正すると発表。算定が可能になった段階で改めて開示するとしている。

■凸版印刷 <7911>  1,674円  -45 円 (-2.6%)  本日終値

27日に決算を発表。「非開示だった今期経常は43%減益、未定だった配当は40円実施」が嫌気された。

凸版印刷 <7911> が8月27日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.4%減の24.6億円に落ち込んだ。業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を20円(前年同期は20円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も20円実施する方針とした。年間配当は前期比20円減の40円に減配となる。

⇒⇒凸版印刷の詳しい業績推移表を見る

■太陽工機 <6164>  901円  -36 円 (-3.8%)  本日終値

27日に決算を発表。「上期経常が72%減益で着地・4-6月期も72%減益」が嫌気された。

太陽工機 <6164> [JQ] が8月27日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比71.6%減の2.9億円に大きく落ち込み、通期計画の6.4億円に対する進捗率は45.8%にとどまり、4年平均の51.8%も下回った。

⇒⇒太陽工機の詳しい業績推移表を見る

■三櫻工業 <6584>  636円  -17 円 (-2.6%)  本日終値

27日に業績修正を発表。「非開示だった今期経常は赤字転落へ」が嫌気された。

三櫻工業 <6584> が8月27日大引け後(15:00)に非開示だった業績見通しを発表。21年3月期の業績予想は連結経常損益が5億円の赤字(前期は47.2億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

⇒⇒三櫻工業の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄

オーミケンシ <3111>  537円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

トミタ電機 <6898>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

ティアンドエス <4055>  18,920円  -5,000 円 (-20.9%) ストップ安   本日終値

バンクオブイ <4393>  4,030円  -700 円 (-14.8%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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