31日の株式相場見通し=強弱感対立、米株高で不安心理後退も円高警戒

市況
2020年8月31日 8時01分

31日の東京株式市場は、強弱感対立のなかも日経平均は反発に転じそうだ。前週末は後場に安倍首相辞任の報道を受け全体相場が波乱展開となり、日経平均は一時600円強の下げに見舞われた。しかし、大引けにかけて買い戻され326円安と下げ渋った。アジア株市場が堅調な値動きを維持したことや、同日の米国株市場でナスダック総合指数が最高値を更新したのをはじめ、主要株指数が揃って頑強な値動きとなったこともあり、週明けの市場で狼狽的な売り圧力は見込みにくい状況にある。ただし、外国為替市場でドル安・円高が進行しており、これが輸出セクター中心に逆風材料となる。当面は日経平均も先物を絡め不安定な展開を強いられる可能性がある。

28日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比161ドル60セント高の2万8653ドル87セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は、同70.296ポイント高の1万1695.633だった。

日程面では、7月の鉱工業生産指数(速報値)、7月の商業動態統計、7月の自動車輸出実績、7月の建機出荷額、8月の消費動向調査など。海外では、8月の中国製造業PMI・非製造業PMI、8月の独CPIなど。なお、フィリピンとマレーシア市場が休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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