28日の米国市場ダイジェスト:米国株は続伸、消費関連指標の改善を好感

市況
2020年8月31日 8時01分

■NY株式:米国株は続伸、消費関連指標の改善を好感

米国株式相場は続伸。ダウ平均は161.60ドル高の28653.87ドル、ナスダックは70.30ポイント高の11695.63ポイントで取引を終了した。7月個人消費支出や8月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回り見通しが改善し寄り付きから上昇した。FRBが想定されていた以上に長期にわたりゼロ金利政策を維持する可能性が引き続き好感されたほか、携帯端末のアップル(AAPL)や電気自動車のテスラ(TSLA)の株式分割を31日に控え、引けにかけては一段高となった。セクター別では消費者サービス、半導体・同製造装置が上昇、保険が下落した。

飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は雇用削減を含む企業再編計画が好感され上昇。化粧品小売りアルタビューティ(ULTA)やクラウド関連のワークデイ(WDAY)、PCやITサービスのデル(DELL)は好決算が好感され急伸した。一方でオンラインギャンブルを提供するドラフトキング(DKNG)はモルガンスタンレーによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。

ブラード・セントルイス連銀総裁は第3四半期経済が20%超の過去最大の成長を記録するだろうと楽観的な見通しを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:アベノミクス後退を警戒して円買い強まる

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円20銭まで下落後、105円74銭まで上昇して105円37銭で引けた。安倍首相の辞任表明を受けた円買いに下落後、米国の消費関連指標やコアPCE価格指数が予想を上回ったため、ドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1919ドルから1.1868ドルまで下落して1.1904ドル引けた。ユーロ・円は、125円61銭から125円20銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3263ドルから1.3356ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9025フランから0.9070フランまで上昇した。

■NY原油:小幅安、利食い売りで伸び悩む

28日のNY原油先物10月限は小幅安(NYMEX原油10月限終値:42.97 ↓0.07)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.07ドルの1バレル=42.97ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは42.69ドル-43.42ドル。28日のアジア市場で43.12ドルまで買われた後は上げ渋り。ニューヨーク市場ではユーロ高を意識して43.42ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えたことで43ドルを再び下回った。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 26.30ドル +0.25ドル(+0.96%)

モルガン・スタンレー(MS) 52.89ドル +0.28ドル(+0.53%)

ゴールドマン・サックス(GS)207.71ドル -2.44ドル(-1.16%)

インテル(INTC) 50.43ドル +1.03ドル(+2.09%)

アップル(AAPL) 499.23ドル -0.81ドル(-0.16%)

アルファベット(GOOG) 1644.41ドル +10.08ドル(+0.62%)

フェイスブック(FB) 293.66ドル +0.44ドル(+0.15%)

キャタピラー(CAT) 143.63ドル +0.26ドル(+0.18%)

アルコア(AA) 15.12ドル +0.28ドル(+1.89%)

ウォルマート(WMT) 140.30ドル +3.67ドル(+2.69%)

《ST》

提供:フィスコ

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