「量子コンピューター」が3位にランクイン、生成AI時代到来で量子技術が再脚光<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「量子コンピューター」が3位にランクインした。
世界的に生成AI市場が急拡大途上にあり、我々の日常にもAIの存在が一段と浸透している。その発信源であるAIサーバーの増設が必須で、これらを設置するデータセンターへの投資が加速している。AI全盛時代に半導体インフラの重要性が強く意識され世界各国の市場で半導体関連株に投資資金が激しく流入しているのは周知の通りである。ただ、膨大な演算に必要なリソースは、たとえスーパーコンピューターであっても賄い切れず、更にコンピューター稼働時に発現する電力問題も悩みの種となっている。
そこで改めてマーケットの熱視線が注がれているのが量子コンピューターの存在だ。コンピューターは「0もしくは1」という2進法による普遍的な動作原理によって動かされており、これは最先端のスーパーコンピューターであっても変わりはない。だが、量子コンピューターのコンセプトは、この常識とされる領域を大きく逸脱している。量子力学を導入し、ひとつの量子が「0であり、かつ1でもある」という重ね合わせの原理を応用することで、これまでとは桁違いのパフォーマンスを上げることを可能とした。また、同時に消費電力も劇的に削減することができる。
ここ米国株市場ではIBM<IBM>の株価が急騰している。前日の米国株市場でも同社株は7.6%高と値を飛ばし、上場来高値圏を舞う展開となった。背景には同社が早くから傾注する量子コンピューター事業の成長性に改めてスポットライトが当たったことがある。東京市場でも、ここにきて同関連株に位置付けられる銘柄群が相次いで株価を動意させている。今後はAI・半導体関連と並び同テーマが脚光を浴びる機会も多くなりそうだ。
関連銘柄としては、富士通<6702>、NEC<6701>、日立製作所<6501>などの大手IT企業のほか、NTT<9432>なども積極的な取り組みで知られている。また、早い段階から同分野に布石を打つフィックスターズ<3687>や、光電子増倍管及び光半導体など光技術を基盤に量子分野への知見も豊富な浜松ホトニクス<6965>、量子デバイスの制御や信号検出などの研究領域で重要な低雑音信号処理技術を有するエヌエフホールディングス<6864>。このほか、HPCシステムズ<6597>、テラスカイ<3915>、QDレーザ<6613>、オキサイド<6521>、グリッド<5582>、シンデン・ハイテックス<3131>なども折に触れ投資資金の物色ターゲットとして、マーケットで注目を浴びるケースが多い。