伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(8月31日記）

日経平均株価は、28日の下げが上値の重さを示す動きになるなら、本日の価格が28日の安値2万2594円を試す動きになる公算です。

本日は、午前中の高値が本日の最高値となって、下値を試す流れになる場合、9月中、下降の流れへ入り、2万2000円以下を目指す展開になる可能性を考えておきます。

28日の下げは、一時的な調整の動きになる可能性も残しています。チャートでは、7月31日以降、新たな上昇の流れへ入り、8月14日以降が上昇途中の調整の動きと見られる展開になっています。

その場合、28日の下げは、上昇途中の調整のレンジ下限（8月20日の安値2万2851円）を試す動きで、28日が下ヒゲの長い線をつけて、レンジ下限を維持する格好になっていると見ることができます。

現在が上昇の途中なら、28日の安値が調整の終点となって、本日以降、新たな勢いの強い上昇の流れへ入ると考えられます。

情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋　プロフィール】

1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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