東京株式(前引け)=小幅続伸、様子見ムードでTOPIXはマイナス
1日前引けの日経平均株価は前営業日比6円10銭高の2万3145円86銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億1721万株、売買代金概算は9157億9000万円。値上がり銘柄数は831、対して値下がり銘柄数は1228、変わらずは112銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯で日経平均は方向感に欠ける展開となり、前引けは小幅ながらプラス圏で着地している。前日の米国株市場ではナスダック総合指数が最高値を更新したものの、NYダウなどは軟調で東京市場でも前日に様子見ムードの強い展開となった。次期政権の経済政策などを見極めたいとの思惑もある。前場の売買代金は1兆円を割り込み、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。またTOPIXはマイナスだった。
個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで1000円を超える上昇、三菱商事<8058>も商いを伴い上値指向。東京エレクトロン<8035>が買われ、エムスリー<2413>も上値を追った。チェンジ<3962>が値を飛ばし値上がり率トップとなり、低位ではダントーホールディングス<5337>が急伸。ブイキューブ<3681>も物色人気に。半面、KDDI<9433>が軟調、トヨタ自動車<7203>も冴えない。キヤノン<7751>も売りに押された。内田洋行<8057>が急落、日本ケミコン<6997>、ハイアス・アンド・カンパニー<6192>なども急落した。