株価指数先物【昼のコメント】OP権利行使価格の2万3250円を中心レンジとした推移

市況
2020年9月2日 12時17分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円高の2万3200円(+0.17%)前後で推移している。予想を上回る米ISM製造業景況感指数が好感されたことに加え、アップルの5G対応新型iPhoneの製造報道が材料視された米国市場の流れを受けて買い先行で始まった。寄り付きは2万3240円とシカゴ先物清算値(2万3195円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後には2万3290円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、その後はじりじりと上昇幅を縮め、現物の前引け時には2万3180円とナイトセッションの終値水準となった。

上海総合やハンセン指数が小安く推移しており、上値の重荷にもなっているようだ。また、指数インパクトの大きいところでは、KDDI <9433> が連日で弱い値動きをみせているほか、薬品株の一角や日経平均構成銘柄から除外となった日本化薬 <4272> が若干の重荷に。菅官房長官は2日夕方に総裁選挙出馬表明のための記者会見を行う予定であり、これを確認したいところでもある。もっとも、買い一巡後のこう着は想定内であり、基本的にはオプション権利行使価格の2万3250円を中心レンジとした推移である。

なお、前引けのTOPIX先物は0.16%の上昇だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れはないだろう。前引けにかけて上げ幅を縮めており、短期筋の売り仕掛けが意識されそうだが、2万3000円を割り込む展開は考えづらく、2万3250円を中心に2万3125円~2万3375円のレンジ推移を想定しておきたい。

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