株価指数先物【寄り前コメント】売り一巡後はややTOPIXに比重を置いた反発狙いか

市況
2020年9月4日 8時24分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 23070 -400 (-1.70%)

TOPIX先物 1607.0 -24.0 (-1.47%)

CME先物 23095 -375

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

3日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックが揃って大幅に下落。米疾病対策センターが、新型コロナウイルスのワクチンが11月にも一部で利用可能になるとして、全米各州に接種準備を進めるよう通知したことが伝わり、コロナ過で好調だったテクノロジー株に対し一斉に利益確定の動きが強まった。アップルが8%を超える下落となったほか、テスラも9%超の急落。また、8月のISM非製造業総合景況感指数が予想を下回ったことも売り材料視された。

シカゴ先物清算値は大阪比375円安の2万3095円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比70円高の2万3540円で始まり、その後は2万3500円を挟み狭いレンジで推移していたが、米国市場の下落を受けて急落。一時2万2970円と節目の2万3000円を下回る場面もみられた。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好でギャップスタートとなり、幅広い銘柄がインデックス売りの影響を受ける形になりそうだ。週末要因で商いが細りやすいところでのインデックス売りのため、大きく下に振れやすいだろう。しかし、足元ではS&P先物へのヘッジニーズがみられていたほか、VIX指数の上昇も警戒視されていた。さらにバフェット氏の大手商社株取得を機にバリュー志向が意識されていたこともあり、NY市場の急落を冷静に受け止める可能性もある。

再び2万3000円処が意識されてくるが、米国のテクノロジー株とは強い連動性はみられていなかったこともあり、売り一巡後は節目といえる2万3000円の底堅さから反発狙いの動きが意識されやすい。ただし、バリュー志向を背景に、日経225先物の押し目買いは慎重にさせよう。そのため、NT倍率の低下を想定し、ややTOPIX先物に比重を置いた形での反発狙いの戦略になりそうだ。

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