注目銘柄ダイジェスト(前場):ファーマF、イーレックス、テラなど

市況
2020年9月8日 11時58分

イーレックス<9517>:1058円(-209円)

急落。第三者割当による第3回新株予約権の発行を発表。発行する新株予約権は8万個で、潜在株式数は800万株となる。潜在的な希薄化率は15.67%になるもよう。当初行使価額は1268円、下限行使価額は888円となる。調達資金は約100億円となり、カンボジアの水力発電における投融資資金、大型バイオマス発電所建設に係る開発資金、借入金の返済などに充当の計画。潜在的な希薄化懸念をマイナス視する動きが優勢。

ファーマF<2929>:1388円(+244円)

急騰。前日に20年7月期の決算を発表している。営業利益は7.4億円で前期比28.4%増益、8月26日に上方修正した水準での着地となり、実績値にサプライズはない。一方、21年7月期は11.7億円で同57.7%増と増益幅拡大の見通しとなっている。また、年間配当金も前期比1.5円増配となる10円を計画、想定以上の大幅増益見通しを評価する動きが優勢に。なお、上半期は先行投資を集中的に行い、下期に利益回収に転じる計画となっている。

DLE<3686>:494円( - )

ストップ高買い気配。米国でセレブ主導のD2C事業やスタートアップスタジオを手掛けるCreative Labs L.P.に対して、投資を行う決定をしたと発表している。世界的セレブを起用する日本市場向けのD2Cおよびスタートアップ事業などの展開を協議していくようだ。先日投資を行っているTRILLERとの相乗効果なども期待される状況とみられる。本件投資金額は270万ドルとされているようだ。

アサヒ<2502>:3652円(+191円)

大幅反発。前日に公募・売出株の発行価格が1株3357円に決定している。同社では、国内外での公募増資2087万5700株、自己株式処分による売出2530万株、オーバーアロットメントによる売出254万1800株を実施する予定。希薄化への懸念を織り込みつつあるなか、発行価格決定で買い戻しの動きも優勢の形に。また、アサヒ飲料と日清食品、日本通運の3社で、関東と九州の間で商品の共同輸送を開始と発表していることもポジティブ視。

BASE<4477>:9950円(+640円)

大幅に4日ぶり反発。一部メディアが売上高100億円以下の上場企業を対象にした調査で、新型コロナウイルスの流行にもかかわらず営業利益を伸ばした企業のトップとして報じ、材料視されている。BASEの20年4-6月期の営業損益の改善額(前年同期比)は5.72億円だったとした上で「操作を簡素化したシステムに加え、初期費用や月額料金を無料とする事業モデルで新たなネットショップ立ち上げの需要をとらえた」と評価している。

テラ<2191>:1355円(+185円)

大幅に反発。新型コロナウイルス感染症の治療法に関し、メキシコのイダルゴ州から薬事承認を取得したと発表している。承認されたのは、重症患者に対する子宮内膜由来幹細胞を用いた細胞療法。今後は細胞製剤の製造施設整備や販売網の構築が課題となるが、イダルゴ州政府から州立輸血センター施設の無償貸与を受け、培養室や幹細胞バンキング施設等を設置するとしている。

アルファクス<3814>:681円(+7円)

大幅に続伸。アルファクス・フード・システムの外食産業向けAI配膳ロボット「サービスショット」が、大手グルメ回転寿司の「すし銚子丸」を運営する銚子丸(千葉市)に試験的に導入されたと発表している。同ロボットは非接触で料理クローズ型かつ自律歩行型。ホール業務の効率化に加えて新型コロナウイルス感染防止の観点から、全国から導入したいとの相談が増えているという。

《ST》

提供:フィスコ

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