クシム---3Q売上高12.97億円、 Eラーニング事業は受注件数の伸長により対計画比増で推移

材料
2020年9月11日 11時47分

クシム<2345>は10日、2020年10月期第3四半期(19年11月-20年7月)連結決算を発表した。売上高が12.97億円、EBITDAが0.67億円、営業利益が0.01億円、経常利益が0.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.26億円となった。2019年10月期末より連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率については記載していない。

同社グループは中期経営計画(2019年10月期~2022年10月期)における「収益力の大幅向上」に向けて引き続き業態のトランスフォームを推進する方針のもと、当会計期間においては、2020年5月1日に連結子会社であるエイム・ソフトがケア・ダイナミクスを完全子会社化した。エイム・ソフトはケア・ダイナミクスのもつ介護事業者向けASPシステムの開発・保守を行いながら未進出であった介護事業領域に進出する足固めを現在すすめている。また、同年5月15日にイーフロンティアの株式を取得し、連結子会社化した。イーフロンティアは、3Dグラフィック、AI×ゲームソフト開発、AI×画像処理、等の専門性の高いナレッジを有しているが、7月にはイーフロンティアの提供する動画編集ソフトを同社のSLAPでバンドル提供するなど、両社間で有するシナジーをサービス化している。また、イーフロンティアでは、コロナ禍でコンシューマ向け店頭販売が停滞する中で積極的にEC販売に注力を行っている。直近では国内総代理店販売を手がける米国大手周辺機器メーカーOWC社商品、また自社開発商品のEC販売において大手ECモールへの出店を進めている。すでにamazon、Yahoo、楽天にて直営店を開設していることに続き、同年5月にはAuPayマーケット、7月にはYamadaモールへの出店を行い、EC販売に成果をあげている。

新たな連結対象子会社とシナジー効果の追求をしている中、売上高について、Eラーニング事業は企業のテレワークへの移行や教育機関でのオンライン教育の導入ニーズの高まりから同社のソリューションに対する需要が旺盛であり、堅調に受注件数を伸ばし、対計画比増で推移した。一方、アカデミー事業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響は緊急事態宣言解除後も2020年5月・6月と続き、最も厳しい局面を迎えることになった。インキュベーション事業は、新規事業でありながら通期計画に比べ順調に伸張している。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.