ウエスコHDは大幅続落、21年7月期は減収減益で減配を見込む
ウエスコホールディングス<6091>は大幅続落している。11日の取引終了後に発表した21年7月期連結業績予想で、売上高133億円(前期比3.2%減)、営業利益7億3000万円(同8.2%減)、最終利益5億円(同2.8%減)と減収減益を見込み、年間配当を前期比1円減の14円を予定していることが嫌気されている。
総合建設コンサルタント事業は、防災・減災対策、老朽化した社会インフラの維持・管理など国土強靭化への対応から、20年度の公共事業関係予算が前年度と同水準を維持しており、受注環境は概ね前年同程度を見込む。ただ、スポーツ施設運営事業、水族館運営事業は、新型コロナウイルス感染症の状況により先行きが不透明な状況となっており、これらを考慮したという。
なお、20年7月期決算は、売上高137億4500万円(前の期比4.4%増)、営業利益7億9500万円(同6.7%増)、最終利益5億1400万円(同45.4%減)だった。