話題株ピックアップ【夕刊】(2):プロレド、丹青社、ソフトバンク

注目
2020年9月14日 15時16分

■プロレド・パートナーズ <7034>  4,505円  -955 円 (-17.5%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

11日に決算を発表。「5-7月期(3Q)経常は9%減益」が嫌気された。

プロレド・パートナーズ <7034> が9月11日大引け後(15:00)に決算を発表。20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比15.5%増の9.5億円に伸び、通期計画の12.3億円に対する進捗率は77.5%となり、前年同期の79.1%とほぼ同水準だった。

⇒⇒プロレド・パートナーズの詳しい業績推移表を見る

■丹青社 <9743>  706円  -41 円 (-5.5%)  本日終値

11日に決算を発表。「非開示だった今期経常は35%減益へ」が嫌気された。

丹青社 <9743> が9月11日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常利益は前年同期比36.4%増の35.5億円に拡大した。

⇒⇒丹青社の詳しい業績推移表を見る

■ソフトバンク <9434>  1,242円  -65.5 円 (-5.0%)  本日終値

ソフトバンク<9434>が7日続落し、年初来安値を更新。先月28日取引終了後、ソフトバンクグループ<9984>が保有する同社株のうち約9億2749万株を国内外で売り出すことを発表。最大で約1兆4000億円規模の売り出しとなるとみられている。きょうから16日までが売り出し価格決定期間であり、株価は軟調な値動きとなった。

■エムジーホーム <8891>  618円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

エムジーホーム<8891>がストップ高。前週末11日の取引終了後、21年3月期の連結業績について、売上高を103億5000万円から126億200万円(前期比21.7%増)へ、営業利益を6億9500万円から7億1000万円(同9.9%減)へ、最終利益を4億6000万円から15億9300万円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感された。20年7月にTAKI HOUSEの株式を取得し、同社及び同社子会社2社を連結子会社化したことが寄与する。また、これに伴い約11億7000万円の負ののれんを特別利益として計上することも最終利益を押し上げる。

■ALiNK <7077>  3,295円  +500 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

ALiNKインターネット<7077>は続急騰。 前週末11日、気象庁ホームページのウェブ広告運用業務等委託の企画競争による入札に参加し、8月5日に落札したと発表しており、これが材料視されたようだ。気象庁はホームページによる持続的・安定的な情報提供を維持・推進する事を目的として、9月15日の14時以降、同庁ホームページに有料の広告枠を設ける事を決定しており、同社によると初回は既に大塚製薬(東京都千代田区)が純広告主として出稿する事が決まっているという。なお、業績における影響は現在精査中としている。

■フリービット <3843>  1,026円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

フリービット<3843>がストップ高。11日の取引終了後に発表した21年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算は売上高134億1700万円(前年同期比0.2%増)、経常利益5億8600万円(同2倍)となり、これを好材料視する買いが入った。新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワーク需要の高まりを背景に、インフラテック事業でMVNO支援パッケージをはじめとする通信インフラサービスが好調だった。また、お薬手帳アプリの利用者増加や薬局向けソリューションの顧客獲得、不採算事業の整理が寄与し、フリービットEPARKヘルスケアが展開するヘルステック事業が黒字化したことも増益に大きく貢献した。

■石井表記 <6336>  728円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

石井表記<6336>がストップ高。前週末11日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高50億3400万円(前年同期比9.6%増)、営業利益2億6100万円(同3.1倍)、最終利益2億4700万円(前年同期7800万円の赤字)と従来予想の営業利益2億2300万円を上回り、大幅増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で、顧客の設備投資延期や営業活動縮小を余儀なくされたものの、プリント基板分野、液晶関連分野における消耗品販売が増加したことが業績を牽引した。また、原価がともに想定を下回ったことも寄与した。同時に、従来未定としていた21年1月期通期業績予想を発表しており、液晶関連分野でインクジェットコーターが中国経済の再開を受けて現地据え付けが可能となったことが牽引役となり、売上高109億8300万円(前期比5.9%増)、営業利益8億2400万円(同2.6倍)、最終利益7億1500万円(同6.8倍)を見込むとした。年間配当は前期同様に期末一括10円を予定している。

■ソフトマックス <3671>  1,128円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

ソフトマックス<3671>がストップ高。Web型電子カルテを主力に医療情報システム開発分野に展開し、会計システムなども手掛け医療ICT関連の有力株として頭角を現している。中規模病院向けを中心に需要開拓を進め、収益は高成長路線を走る。新型コロナウイルス感染症への警戒感が高まるなか、院内での感染防止策として非接触型の電子カルテに対するニーズが喚起されていることは追い風だ。業務提携にも前向きで、医療機関への業務請負や介護サービスなどを展開するソラスト<6197>とは医療ICTの活用に関連したサービスで包括的に協業している。20年12月期中間期(1~6月)の営業利益は前年同期比25%増の1億2500万円と好調だ。

■ショーケース <3909>  1,142円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位

ショーケース<3909>がストップ高。NTTドコモ<9437>の電子決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正引き出し問題発覚以降、オンライン上で行う本人確認であるeKYCへの関心が高まっており、同社の統合eKYCプラットフォーム「ProTech ID Checker」への注目から、買いが流入しているようだ。

■日本システム技術 <4323>  1,864円  +209 円 (+12.6%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

日本システム技術<4323>が急騰。独立系のシステム開発会社で、主力の業務支援ソフト受託開発のほか医療ビッグデータ事業への展開力に厚く、医療ICTの有力株として注目されている。医療ビッグデータについては成長分野として育成に力を入れている状況にある。保険者向けトータルサービスとして、レセプトデータの自動点検・分析システム「JMICS」をクラウドで提供し、需要獲得が進む。業績は16年3月期以降20年3月期まで増収かつ2ケタ営業増益を続ける成長力の高さが評価されている。

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