【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、高値警戒感が強く利益確定売りが優勢 (9月15日)

市況
2020年9月15日 16時18分

日経平均株価

始値  23438.83

高値  23477.86(14:06)

安値  23351.35(09:59)

大引け 23454.89(前日比 -104.41 、 -0.44% )

売買高  11億7172万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆1351億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は前日比104円安と4日ぶり反落、一時200円を超す下落に

2.14日のNYダウは327ドル高と大幅高、ハイテク株などを中心に買われる

3.東京市場は円高に加え前日に7ヵ月ぶり高値となったこともあり売り優勢

4.JR東日本やJR東海が上げ一服、ムサシやイムラ封筒など選挙関連株も軟調

5.T&Sやサンアスタ、モダリスなど直近IPO銘柄の一角に買いが流入

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比327ドル高と続伸した。15~16日のFOMCで、金融緩和に積極的な姿勢を示すとの見方が強く投資家心理が改善。これを受けて、主力ハイテク株中心に買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反落。高値警戒感が強く利益確定売りに押される展開となった。

14日の米株式市場は、ハイテク株を中心に値を上げNYダウは続伸した。ただ、この日の東京市場は利益確定売りが優勢で軟調に推移した。前日に日経平均が2月中旬以来、7ヵ月ぶり高値圏に上昇したこともあり利益確定売りが先行した。前場には、下落幅は一時200円を超す場面があった。為替相場が1ドル=105円60銭前後へ円高が進行したことも警戒された。

個別銘柄では、ソニー<6758>やアサヒグループホールディングス<2502>が安い。KDDI<9433>やNTTドコモ<9437>、日本電信電話<9432>といった通信株が値を下げた。JR東日本<9020>やJR東海<9022>が反落し、ムサシ<7521>やイムラ封筒<3955>といった選挙関連株も値を下げた。

半面、ソフトバンク<9434>は値を上げ、任天堂<7974>や東京エレクトロン<8035>、トヨタ自動車<7203>が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株が買われた。ティアンドエス<4055>やSun Asterisk<4053>、モダリス<4883>といった直近IPO銘柄の一角は上昇した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、東エレク <8035> 、ダイキン <6367> 、中外薬 <4519> 、SBG <9984> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約42円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、ソニー <6758> 、京セラ <6971> 、ファストリ <9983> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。

東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)海運業、(2)サービス業、(3)銀行業、(4)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)空運業、(3)鉱業、(4)陸運業、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△フィット <1436>

第1四半期営業損益が黒字に浮上。

△バルニバービ <3418> [東証M]

21年7月期は最終利益が最高益更新見通し。

△GAテクノ <3491> [東証M]

RENOSY会員数拡大で第3四半期経常は7割増益。

△テックファム <3625> [JQG]

NEC <6701> と機械学習自動化ソフトウェアのリセラー契約締結。

△ラクス <3923> [東証M]

8月全社売上高は30.5%増。

△Mマート <4380> [東証M]

第2四半期は2ケタ営業増益。

△サンバイオ <4592> [東証M]

「SB623」脳梗塞プログラムの後期臨床試験開始へ。

△ホープ <6195> [東証M]

エネルギー事業の更なる拡大に向け子会社設立へ。

△アジア投資 <8518>

ベトナム海運商業銀行などと協力協定を締結。

△トーシンHD <9444> [JQ]

第1四半期営業利益3.8倍。

▼山王 <3441> [JQ]

21年7月期は営業利益22%減。

▼SYSHD <3988> [JQ]

21年7月期は2ケタ営業減益見通し。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ピアラ <7044> 、(2)エスクロAJ <6093> 、(3)アジア投資 <8518> 、(4)明豊ファシリ <1717> 、(5)テクノスJ <3666> 、(6)ラクーンHD <3031> 、(7)キャリアL <6070> 、(8)ネクシィーズ <4346> 、(9)セラク <6199> 、(10)ウィルG <6089>

値下がり率上位10傑は(1)Hamee <3134> 、(2)ダイヤHD <6699> 、(3)エニグモ <3665> 、(4)フリービット <3843> 、(5)ぐるなび <2440> 、(6)キャリアデザ <2410> 、(7)ファマライズ <2796> 、(8)ツツミ <7937> 、(9)JFE <5411> 、(10)アインHD <9627>

【大引け】

日経平均は前日比104.41円(0.44%)安の2万3454.89円。TOPIXは前日比10.26(0.62%)安の1640.84。出来高は概算で11億7172万株。東証1部の値上がり銘柄数は828、値下がり銘柄数は1248となった。日経ジャスダック平均は3568.27円(13.89円高)。

[2020年9月15日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.