株価指数先物【寄り前コメント】バリュー株に物色向かいやすく、NT倍率の低下が意識されそう

市況
2020年9月17日 8時03分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 23280 -20 (-0.08%)

TOPIX先物 1630.0 +0.5 (+0.03%)

シカゴ先物 23300 (0)

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

16日の米国市場はNYダウが小幅に上昇する一方で、S&P500、ナスダックが下落。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り緩和政策を据え置き、2023年までゼロ金利政策を維持する方針を示したことを材料視する場面もみられた。しかし、その後のFRBパウエル議長の声明を受け、テクノロジー株には利益確定の動きがみられた。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比変わらずの2万3300円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比40円高の2万3340円で始まり、開始直後に2万3370円を付ける場面もみられた。その後はじり安基調となり、2万3300円を挟んでもみ合いが継続。安値圏の2万3280円で取引を終えた。

米国ではパウエルFRB議長声明に反応しテクノロジー株には利益確定の動きがみられた一方で、バリュー株に物色がシフトしている。東京市場でもバリュー株に物色が向かいやすく、こう着感の強い相場展開のなかでNT倍率の低下が意識されそうだ。もっとも、このローテーションが続くかは見極めが必要であり、積極的にはポジションを傾けづらい面はある。

また、日経225先物は権利行使価格2万3250円と2万3375円のレンジ推移が続いている。足元での底堅い値動きから2万3375円と2万3500円のレンジに切り上がる気配はみられているが、4連休を控えることもあって積極的にポジションを取りに行く動きも限られよう。とはいえ、FOMC通過によるアク抜けや世界経済の回復傾向、新政権に対する期待感などから押し目買いのスタンスとなろう。

引き続きNT倍率は先物中心限月で25日移動平均線に上値を抑えられる状況が続いており、この抵抗線突破まではTOPIX先物に比重を置いたNTショートでのスプレットを狙ったロングスタンスとしておきたい。そのほか、足元でのレンジ下限である2万3250円レベル接近では、日経225先物ロングでのリバウンド狙いとなろう。

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