三洋化は4日ぶり反発、子会社が脱水性に優れる高吸収性樹脂を開発
三洋化成工業<4471>が4日ぶりに反発している。同社は17日、子会社のSDPグローバルが脱水性に優れる高吸収性樹脂(SAP)を開発したと発表しており、これが買い手掛かりとなっているようだ。
SAPは紙おむつなどの衛生用品の吸収材として使用されているが、近年、一般ごみとして増加しつつある使用済み紙おむつの処理を巡って、国や民間企業で下水道への紙おむつ受け入れやリサイクルの検討が進められている。SDPグローバルが新たに開発したSAPは、膨潤後塩化カルシウムなどで処理すると速やかに脱水し、優れた脱水性を発揮することから、衛生用品の新しい回収・リサイクルシステムの構築を後押しするものとして期待されている。