話題株ピックアップ【夕刊】(3):GW、リニカル、トレンダ

注目
2020年9月18日 15時18分

■グローバルウェイ <3936>  1,715円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値

グローバルウェイ<3936>がストップ高。午後1時ごろ、同社グループのスイス・タイムチケット社が手掛ける仮想通貨「タイムコイン」が、11月11日に暗号資産取引所「ビットフォレックス」(香港)に上場すると発表しており、これが好感されたようだ。タイムコインは、タイムチケット社が開発中のブロックチェーン上で稼働するシェアリングエコノミー基盤サービス「タイムコイン・プロトコル」で決済に利用できる仮想通貨。なお、同件による21年3月期業績に与える影響は軽微としている。

■リニカル <2183>  890円  +88 円 (+11.0%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

リニカル<2183>が一時ストップ高。前引け後に、北里研究所(東京都港区)と、イベルメクチンの新型コロナウイルス感染症に対する適応追加を目指した医師主導治験についての治験業務委託契約を締結したと発表しており、これが好感された。なお、イベルメクチンは、2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授が発見したマクロライド系抗生物質。動物薬として寄生虫駆除に用いられるほか、オンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア症など寄生虫感染症薬として用いられている。また、以前から各種のウイルスに対する抗ウイルス作用が示されており、今回新たに新型コロナウイルスにおける増殖抑制効果が示され、北里研究所北里大学大村智記念研究所でも同様の効果が確認されているという。

■トレンダーズ <6069>  779円  +57 円 (+7.9%)  本日終値

トレンダーズ<6069>が続伸、5日移動平均線を絡め上値指向の強い展開を続けている。8月19日に上ヒゲでつけた戻り高値785円奪回を視野に入れる展開にある。インスタグラムなどを活用し美容など女性に特化したマーケティング支援ビジネスを展開する。17日取引終了後、保有する営業投資有価証券の売却に伴い、21年3月期上期に売却益1億円を営業利益に計上することを発表、これによる収益押し上げ効果を手掛かり材料に物色人気が高まった。

■白鳩 <3192>  299円  +18 円 (+6.4%)  本日終値

白鳩<3192>が大幅高。17日午後4時台の日本経済新聞電子版で、「小田急百貨店は23日に中国向けの越境電子商取引(EC)事業に本格参入する」と報じられたことを受けて、小田急電鉄<9007>子会社の同社に思惑が働いたようだ。記事によると、中国のスタートアップ企業が提供するSNS(交流サイト)を通じ、化粧品やアクセサリーなどを販売するという。小田急百貨店は中国本土に出店していないことから、認知度向上のためEC参入を計画したとしており、女性下着のEC販売を手掛ける同社にも商機拡大につながると期待されている。

■日本一ソフトウェア <3851>  1,057円  +61 円 (+6.1%) 一時ストップ高   本日終値

日本一ソフトウェア<3851>が一時ストップ高に買われた。17日の取引終了後、「魔界戦記ディスガイア6」のティザーサイトを公開し、21年1月28日に発売予定であることを発表したことが好感された。

■エイジア <2352>  2,336円  +127 円 (+5.8%)  本日終値

エイジア<2352>が続急伸、新値街道に復帰した。同社は17日取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1億円から1億5000万円(前年同期比17.1%減)に大幅増額しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。同社はクラウド型販売支援ソフトの開発・販売などを手掛けるが、クラウドサービス中心にアプリケーション事業が好調で会社側の想定を上回る見通し。

■シノプス <4428>  1,867円  +89 円 (+5.0%)  本日終値

シノプス<4428>が大幅高で3日続伸。この日、需要予測型自動発注システム「sinops-R6」が中小企業経営強化税制の対象ツールに認定されたと発表しており、これが好感された。「中小企業経営強化税制」は、17度税制改正大綱における中小企業投資促進税制の上乗せ措置の「中小企業経営強化税制」への改組に基づき、自ら策定した「経営力向上計画」の認定を受けた中小企業などが、生産性の向上に資すると認定された対象設備を導入した際、税制優遇措置を受けることができるというもの。今回の認定により、「sinops-R6」を導入する中小企業・小規模事業者は、即時償却または取得価額の10%もしくは7%の税制控除が選択でき、利用拡大につながると期待されている。

■FRONTEO <2158>  752円  +32 円 (+4.4%)  本日終値

FRONTEO<2158>は大幅高で3日ぶりに反発。17日の取引終了後、ロゼッタ<6182>と言語処理AI(人工知能)の連動に向けた業務提携を行うことで基本合意したと発表しており、これが好感された。今回の業務提携では、両社の連動プロジェクトとして、建設業向け多機能ウェアラブルデバイスにおける安全管理・危険察知・事故防止機能の実装や、医療機関向け多機能ウェアラブルデバイスにおける会話記録の分析と診断支援機能の実装、ロゼッタの進める「AI RPA」事業における人間の判断を代替するAI機能の実現などを進めるのが狙い。なお、フロンテオ、ロゼッタともに今期業績への影響は軽微としている。

■ラクオリア創薬 <4579>  1,021円  +38 円 (+3.9%)  本日終値

ラクオリア創薬<4579>が反発。17日の取引終了後、同社が創出したNav1.7及びNav1.8ナトリウムチャネル遮断薬(アミド誘導体)の物質特許について、欧州で特許査定の連絡を受けたと発表しており、これが好感された。同社が創出したナトリウムチャネル遮断薬は、Nav1.7及びNav1.8ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において高い有効性を示すことが確認されているという。一方で、心臓で重要な働きをするNav1.5ナトリウムチャネルに対して良好な選択性を示すことから、心血管系に対する副作用を抑制する可能性のある新薬として期待されているという。なお、同件による20年12月期業績への影響はないとしている。

■ウイルテック <7087>  807円  +30 円 (+3.9%)  本日終値

ウイルテック<7087>が反発。同社は17日、ロボット開発ベンチャーのキビテク(東京都品川区)と、6.9%の持ち分を取得する投資契約を締結したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。キビテクは、人型ロボット技術を基盤とした幅広い領域にわたるソフトウェア技術、ハードウェア技術に強みを持ち、AI(人工知能)ロボットの受託開発を行っている企業。同社はキビテクに出資することで、自社の製造請負におけるノウハウとのシナジー創出を図り、顧客に新たな付加価値提案を進めるとしている。

●ストップ高銘柄

アウンコンサルティング <2459>  282円  +80 円 (+39.6%) ストップ高   本日終値

ブロードバンドタワー <3776>  505円  +80 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値

アール・エス・シー <4664>  712円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

KIYOラーニング <7353>  11,190円  +1,500 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

バンクオブイ <4393>  3,910円  -700 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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