株価指数先物【引け後コメント】メリルが連日でTOPIX先物の買い筆頭に

市況
2020年9月18日 17時43分

大証12月限

日経225先物 23220 +120 (+0.51%)

TOPIX先物  1633.0 +13.0 (+0.80%)

日経225先物は前日比120円高(+0.51%)の2万3220円で取引を終了。寄り付きは2万3220円とシカゴ先物清算値(2万3210円)上回って始まり、現物の寄り付き直後につけた2万3240円が本日の高値となりソフトバンクグループ <9984> 、KDDI <9433> などの弱い動きが重荷となったことで、前場半ばにつけた2万3130円が本日の安値となっている。このレンジ内でのこう着感の強い相場展開となったが、後場は2万3160円~2万3210円と、より狭いレンジ内での推移が続いた。

グローベックスの米株先物が小動きだったほか、米国ではSQを控えていることで大きく需給が振れやすいとみられ、SQ通過待ちといった見方も。そもそも4連休に入ることから積極的にはポジションを積み上げづらく、こう着感の強い展開は想定内であろう。ただし、TOPIXの強さが目立っており、こう着ながらも相当底堅さが意識されている印象でもあった。東証1部売買代金は2兆7151億円に膨れており、8月28日以来の水準となった。TOPIX型のインデックス売買が断続的に入っていたようだ。

この流れによりNT倍率は先物中心限月で一時14.19まで低下している。14.20を下回るのは8月28日以来である。いったんはボトムが意識されやすいだろうが、米テクノロジー株の不安定な値動きが続くようであれば、海外勢によるバリュー株へのシフトも想定されるため、NT倍率の低下が強まる可能性もあるだろう。

菅新政権への期待感は強く、日米首脳電話協議の早期実現へ調整中とも伝えられており、下値の固さがより意識されそうである。

手口面では、日経225先物はJPモルガンが720枚、ドイツが420枚程度の売り越しに対して、野村が1040枚程度の買い越し。TOPIX先物ではソジェンが1840枚、ABNアムロが1540枚、野村が810枚程度の売り越し。一方でメリルが2860枚、シティが1050枚程度の買い越しであり、本日もメリルによるTOPIX先物買いが目立つ。

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