「妙味株」一本釣り!スペシャル4連弾(1) ─ アンリツ <連休特別企画>

注目
2020年9月19日 10時30分

●アンリツ <6754>

【目標株価】2800円(18日終値2269円)

「第1四半期好決算で5G開発需要の強さを再確認」

アンリツ <6754> は6月29日に年初来高値2656円をつけて以降、株価は調整局面にあったが、調整一巡感の台頭から本格反騰局面入りが期待できる。

7月30日に発表した第1四半期(4-6月)連結決算で営業利益は51億2100万円(前年同期比90.0%増)となり、5G関連需要の強さを改めて確認できたことに注目したい。新型コロナウイルス感染症の拡大で、欧米や日本ではスローダウンが見られるものの、中国や台湾、韓国を中心にアジアでは5G商用化に向けた開発需要が拡大しており、計測器 需要も順調に増加している。第1四半期の計測事業の受注高は220億円(前年同期比11.6%増)と想定を上回る増加となり、同事業の売上高192億6000万円(前期比11.2%増)を牽引した。

会社側では、アジア各国では、技術的課題の少ないSub6ギガヘルツを中心に5G商用化が進んでいることから、計測器需要も順調に拡大すると予測している。また、クラウドサービスの高度化などによりデータ・トラフィックが急増し、データセンターへの投資が拡大していることもプラスに働くとみられ、ポストコロナ時代においての業績拡大の確度は高いだろう。会社計画の21年3月期通期業績予想は、1ドル=105円を前提に営業利益175億円(前期比0.5%増)を見込むが、依然として上振れの可能性が大きく、調査機関によっては21年3月期同220億円前後、22年3月期同280億円前後を見込むところもある。5G開発需要の拡大とそれに伴う業績拡大を背景に、中期的に株価は上場来高値を目指すことになろう。

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