明日注目すべき【好決算】銘柄 LIFULL、DCM、ウィルG (18日大引け後 発表分)
18日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
LIFULL <2120> ★今期営業を2.1倍上方修正
◆20年9月期の連結営業利益を従来予想の9.7億円→20.7億円に2.1倍上方修正。減益率が76.2%減→49.5%減に縮小する見通しとなった。リモートワークの普及に伴う新たな需要などを受けて、HOME'S関連事業を中心に業績回復が継続し、売上高が計画を14.9%も上回ることが寄与。予定していた投資計画を見直し、コスト削減を進めたことも上振れに貢献する。
DCM <3050> ★今期経常最高益予想を46%上乗せ
◆21年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の129億円→222億円に72.1%上方修正。巣ごもり需要や在宅勤務の拡大など生活様式の変化を背景に、園芸用品やDIY用品を中心に販売が好調だったほか、猛暑の影響で季節商品も伸び、売上高が計画を10.4%も上回ったことが利益を押し上げた。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の202億円→295億円に46.0%上方修正。増益率が0.5%増→46.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
北越メ <5446> [東証2] ★今期経常を61%上方修正、未定だった上期配当は5円増配
◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.2億円→6.8億円に2.1倍上方修正。主原料の鉄スクラップ価格が想定より上昇せず採算が向上することに加え、コスト低減や一部修繕計画の見直しなども利益押し上げ要因となる。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の5.9億円→9.5億円に61.0%上方修正。減益率が59.9%減→35.4%減に縮小する見通しとなった。
併せて、従来未定としていた今期の上期配当を25円(前年同期は20円)実施する方針とした。
ウィルG <6089> ★今期税引き前を20%上方修正、配当も4円増額
◆21年3月の連結税引き前利益を従来予想の25億円→30億円に20.0%上方修正。減益率が38.4%減→26.1%減に縮小する見通しとなった。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。国内、海外とも人材派遣の需要は底堅いものの、新規受注が低調で売上高は計画を下回る見込み。一方、新規投資計画や拠点統廃合など固定費、本社コストの見直しを進めることで利益は上振れする。
併せて、期末一括配当を従来計画の17円→21円(前期は23円)に増額修正した。
ストライク <6196> ★前期経常最高益予想を33%上乗せ、配当も6.5円増額
◆20年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の22.3億円→29.8億円に33.3%上方修正。増益率が18.4%増→57.9%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。報酬総額1億円以上の大型M&A案件の成約が16組と計画の4組を大きく上回り、単価が上昇したことが収益を押し上げた。対面セミナーの中止による広告宣伝費の減少なども上振れの要因となった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の17.5円→24円(前の期は14.5円)に大幅増額修正した。
株探ニュース