ウィルGは反落、21年3月期営業利益及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感
ウィルグループ<6089>は反落している。18日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を25億円から30億円(前期比27.6%減)へ、純利益を12億5000万円から15億5000万円(同34.9%減)へ上方修正したが、株価は直近で上昇基調にあり、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
国内、海外における人材派遣の需要は底堅いものの、新規の受注が低調であるため、売上収益は1200億円から1150億円(同5.7%減)へ下方修正した。ただ、新規投資計画や拠点統廃合などの固定費、本社コストなどの見直しを行ったことで、利益は計画を上回る見通し。
また、業績予想の修正に伴い、17円を予定していた期末一括配当を4円増額し21円にするとあわせて発表した。前期実績に対しては2円の減配になる予定だ。