個人投資家・有限亭玉介:衆議院解散の可能性と選挙関連株の動向は?【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2020年9月27日 18時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年9月22日15時に執筆

ようやく猛暑が過ぎ去って過ごしやすい季節になってきましたねぇ。涼しくなったかと思えば、急に暑さが顔を出す日もあり、温度差で体調を崩さないよう気をつけたいところです。個人投資家と致しましては、安倍前総理から菅義偉総理の新体制で出鼻を挫かれる事がないよう、日々情報収集に努める次第でございます。

改めまして株ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

多くのメディアが予想していた通りに菅義偉氏が総裁選を圧勝して、新たに菅政権が誕生しました。安倍前総理が志半ばで辞任となり、その意志を継承していくと菅氏は語っておりますが、アベノミクス継続ではインパクトに欠けるとの見方をする評論家も多いようです。

いずれにせよアベノミクスの継承だけでなく、菅氏独自の目玉政策を求められる事は必至のようです。自民党の支持率が盤石である事に加え、残り1年という任期を考慮すると、自民党が大勝できる確信がある内に解散総選挙に踏み切る可能性が濃厚と思われます。

もし解散総選挙が行われるのであれば、選挙関連銘柄をピックアップしておく必要がありますな。選挙関連の代表格は、封筒業界でトップシェアを誇るイムラ封筒<3955>が有名ですが、投票所の現場では出口調査などの人員確保に人材派遣会社等にも需要がありそうです。デジタル・ガバメント構想からネット投票実施への実現性を加味するのなら、パイプドHD<3919>などネット投票システムを手掛ける企業にも思惑があるのではないでしょうかねぇ。

新型コロナの影響は縮小しているとはいえ、選挙で“密”を生むような状況への批判があると思われます。菅氏もNHKの番組内で「新型コロナウイルスをしっかり収束させ、経済との両立させてほしいというのが国民の思い」との認識を示しており、すぐに解散総選挙を行う意向ではないようです。

政府は10月からGo Toトラベルに東京を対象エリアに加える予定で、10月以降に新型コロナの感染拡大が起こるか注視しているのかもしれませんが、仮に目立った感染拡大が無かったとすれば、本人としては出来るだけ早期に解散総選挙を行いたいというのが正直な気持ちだと思われます。

野党が新党結成や分裂を繰り返して方向性が定まらない様子だと、解散総選挙を行っても余程の大事件が無い限り自民党の圧勝との見方が大多数です。

安倍前総理が達成できなかった憲法改正などの議論を現段階で持ち出さないのは、解散総選挙までに安定した支持率を維持しておきたいとの狙いがあるとも思われ、やはり本格的に菅総理の政策の実体が見え始めるのは解散総選挙後となる模様です。

目下では菅氏が官房長官時代から携わっていたデジタル・ガバメント構想が着実に進んでおり、マイナンバーカードを保険証代わりに出来るなど、少しずつではありますが変化が見られます。現段階で対面手続きや押印が必要な事務処理などは、将来的にはほとんどがネットで完結できるとの考えも内閣官房にはあるようです。近々にその関連銘柄もブログで洗っていこうかと思います。

今後はサプライズ発言が菅総理から出るかわかりませんが、あたくしとしてはデジタル・ガバメント移行で行政コストの削減や、コロナ対策から将来的な景気対策の減税措置や金融緩和に期待したいところです。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《US》

提供:フィスコ

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