本日注目すべき【好決算】銘柄 Aバランス、JBR、トーセイ (5日大引け後 発表分)
5日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
Aバランス <3856> [東証2] ★今期経常を一転84%増益に上方修正
◆21年6月期の連結経常利益を従来予想の2.6億円→5.6億円に2.2倍上方修正。従来の14.8%減益予想から一転して83.6%増益見通しとなった。持ち分法適用関連会社FUJI SOLARの連結子会社化を通じ、ベトナムの太陽光パネルメーカーVSUNを特定会社化することになった。これに伴い、VSUNの業績を上積みすることが収益を大きく押し上げる。
JESCO <1434> [東証2] ★前期経常を52%上方修正・5期ぶり最高益更新へ
◆20年8月期の連結経常損益を従来予想の2億3000万円の黒字→3億5000万円の黒字(前の期は8200万円の赤字)に52.2%上方修正し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。アセアンEPC事業で投資抑制による工事中断や延期が発生し、売上高は計画を下回ったものの、官公工事の増加で国内EPC事業の利益が改善したほか、受取利息の計上なども利益を押し上げた。
JBR <2453> ★前期経常を46%上方修正
◆20年9月期の連結経常利益を従来予想の12.5億円→18.2億円に45.6%上方修正。減益率が36.5%減→7.5%減に縮小する見通しとなった。主力の会員事業と保険事業が堅調に推移したうえ、駆けつけ事業では緊急事態宣言の解除以降にトラブル解決件数が回復し、売上高が計画を上回ったことが寄与。投資有価証券売却益3.1億円を営業外収益に計上したことも利益を大きく押し上げた。
WNIウェザ <4825> ★6-8月期(1Q)経常は79%増益で着地
◆21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比79.1%増の2.6億円に拡大して着地。国内の道路・鉄道市場向け陸上気象サービス、個人向けのスマートフォンアプリや広告事業が好調だった。ソフト開発の効率化に加え、新型コロナウイルスの影響による営業活動費の減少も大幅増益に貢献した。
ダイケン <5900> [JQ] ★上期経常を2倍上方修正
◆21年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)を従来予想の7000万円→1億4000万円に2.0倍上方修正。増益率が22.8%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、感染症拡大防止対策製品の販売が伸びたことに加え、輸送コスト改善の強化、展示会の自粛による広告宣伝費の抑制なども上振れに貢献した。
トーセイ <8923> ★今期税引き前を24%上方修正、配当も3円増額
◆20年11月期の連結税引き前利益を従来予想の40.7億円→50.5億円に24.2%上方修正。減益率が66.3%減→58.2%減に縮小する見通しとなった。不動産流動化事業における下期売却物件の利益率が想定より上向くことに加え、不動産ファンド・コンサルティング事業で新規大型案件のアセットマネジメント受託に伴うアクイジションフィーなどの報酬を計上することが利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の13円→16円(前期は42円)に増額修正した。
株探ニュース