リバーエレクが続急騰で5年9カ月ぶり高値、5G関連で今期業績変貌へ
リバーエレテック<6666>が大幅高で3連騰、一時7.7%高の856円まで駆け上がる場面があった。7月9日の高値840円を上回り年初来高値を更新しただけでなく、2017年6月の高値855円もクリアし、時価は2015年1月以来5年9カ月ぶりの高値圏に浮上した。水晶振動子を主力とする電子デバイスメーカーで国内でも5Gの商用化が進展するなか、収益機会が高まっている。特に、同社が強みとする世界最小クラスのATカット水晶振動子や音叉型水晶振動子が5G関連などの需要を捉え、業績拡大の原動力となっている。会社側では21年3月期営業利益について4億1700万円(前期実績は500万円)を予想、文字通りの収益変貌を果たす見通しだ。NTT<9432>によるNTTドコモ<9437>の完全子会社化では、その背景のひとつに5G関連投資を加速させる目的があり、今の流れはリバーエレクにとっても株価が刺激されやすい環境となっている。