株価指数先物【昼のコメント】レンジ下限レベルでの押し目買い意欲の強さを意識

市況
2020年10月7日 12時25分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円高の2万3360円(-0.17%)前後で推移している。寄り付きは2万3280円とシカゴ先物清算値(2万3270円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き前には2万3250円まで下げ幅を広げる場面がみられたが、その後は2万3290円から2万3310円辺りでの狭いレンジで下げ渋る展開。前場半ば以降は保ち合いを上放れる形となり、一時2万3390円まで下げ幅を縮める場面もみられている。

米国市場はトランプ大統領がツイッターで11月の大統領選まで追加経済対策の協議を打ち切ることを表明したことを受けを受けて急落したが、選挙後といったキーワードに売りのアルゴが発動した形であろう。ただし、東京市場は米国市場の下落を受けて売りが先行したものの、下値の堅さが意識される形である。薄商いの中で積極的にポジションを傾ける動きは限られており、足元で権利行使価格の2万3250円と2万3375円とのレンジにおいて、下限接近で短期筋のショートカバーもしくは押し目買いによるロングが入った格好だろう。

なお、前引けのTOPIXは0.10%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えは期待しづらい。グローベックスの米株先物も小動きであり、方向感はつかみづらい。後場もこう着感の強い展開となろうが、前引けにかけてレンジ上限を捉えたことにより、ひと回転は終了した形である。

なお、10月相場は東証のシステム障害やトランプ大統領の入院といった波乱が続き、買い方にとっては買えない状況であったことから、押し目での買い意欲は強まってきていると考えられる。下値の堅さが意識されており、NTロングによるスプレッドを狙いつつ、ロング比率を引き上げるタイミング待ちである。

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