株価指数先物【昼のコメント】2万3500円と2万4000円とのレンジに移行する可能性が高まる

市況
2020年10月8日 12時28分

日経225先物は11時30分時点、前日比210円高の2万3620円(+0.89%)前後で推移している。寄り付きは2万3470円とシカゴ先物清算値(2万3495円)には届かなかったが、現物の寄り付き時につけた2万3460円を安値に、その後、早い段階で2万3500円を回復。副大統領候補による討論会が始まった前場半ば辺りから上げ幅を広げており、前引け間際には2万3660円まで上げ幅を広げている。

副大統領候補による討論会は、前回の大統領候補の討論会とは異なり、淡々と荒れることなく進められていることから、売り仕掛け的な流れにはならなかったようだ。グローベックスの米株先物でNYダウが100ドル程度の上昇をみせていたことも安心感につながっている。日経225先物は2万3500円のレンジ上限を明確に上放れてきたこともあって、ショートカバーにつながったほか、オプションSQを前にヘッジ対応による買い需給も意識されやすいところだ。

日経225先物はこれまでの保ち合いレンジを上放れてきたが、初動段階であり、2万3500円を支持線として試す展開は意識しておく必要がある。ただ、その一方で2万3500円と2万4000円とのレンジに移行する可能性が高まってきており、リスクオンのなかで押し目買い意欲は高まりやすいだろう。

レンジを一気に上放れてきたことにより、日経225型のプログラム買いが入りやすく、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるポジションにおいて、TOPIX先物を一部買い戻す、もしくは日経225先物の買いを積み上げる形で、若干ロング比率を高めたいところである。

なお、前引けのTOPIXは0.62%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えはないだろう。しかし、2万3500円を上回っている状況においては、ショートカバーが引き続き意識されやすく、利益確定で2万3500円に接近する場面においては、押し目買いを念頭に入れておきたい。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.