東京株式(大引け)=224円高、米株大幅高に追随し8カ月ぶり高値圏浮上

市況
2020年10月8日 15時45分

8日の東京株式市場は前日の米株大幅高を受けて投資家心理が改善、主力株をはじめ幅広い銘柄に買いが優勢となった。日経平均は2月中旬以来8カ月ぶりの高値。

大引けの日経平均株価は前営業日比224円25銭高の2万3647円07銭と反発。東証1部の売買高概算は10億2923万株、売買代金概算は2兆1524億5000万円。値上がり銘柄数は1294、対して値下がり銘柄数は790、変わらずは95銘柄だった。

きょうの東京市場は上値指向の強い展開。前日の米国株市場でNYダウが500ドルを超える上昇をみせるなどリスクオフの巻き戻しが入り、これに追随した。トランプ米大統領がツイッターに航空会社や中小企業向けの支援策を早急に実施すべきと投稿したことが、米株高の背景となったが、東京市場でも寄り後に先物を絡めて次第高の展開に。あすのオプションSQ算出に伴い買いポジションを高める動きも観測された。日本時間午前中に行われた米副大統領候補の公開討論では、民主党ハリス氏が優勢との見方が強まり、大規模な追加経済対策への期待感もマーケット心理を強気に傾けている。半導体関連の値がさ株に買いが集まったほか、海運や鉄鋼など景気敏感セクターが業種別値上がり上位を占めた。売買代金は3日ぶりに2兆円台に乗せた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの商いをこなし堅調、任天堂<7974>もしっかり。レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の人気が際立った。ファーストリテイリング<9983>、エムスリー<2413>なども買い優勢。富士フイルムホールディングス<4901>も上昇した。サクサホールディングス<6675>が値上がり率トップに買われ、明治海運<9115>は一時ストップ高、スパークス・グループ<8739>も商いを伴い値を飛ばした。

半面、チェンジ<3962>が売りに押され、イオン<8267>も値を下げた。日本電産<6594>も冴えない。JR東日本<9020>も安い。ダントーホールディングス<5337>は大きく利食われ一時ストップ安に。GameWith<6552>もマドを開けて急落した。エムアップホールディングス<3661>、ベルシステム24ホールディングス<6183>なども大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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