NY株式:米国株は続伸、包括的経済対策への期待高まる

市況
2020年10月10日 8時13分

米国株式相場は反発。ダウ平均は161.39ドル高の28586.90ドル、ナスダックは158.97ポイント高の11579.95ポイントで取引を終了した。

トランプ大統領が大規模な包括的経済対策を検討する考えを示すと、期待感から上昇して寄り付いた。ムニューシン財務長官は1.8兆ドル規模の案をペロシ議長に提案すると報じられたが共和党のマコーネル上院院内総務は選挙前の合意は困難との考えを示したため一時伸び悩む場面もあった。しかし、いずれ何らかの救済策で合意成立するとの根強い期待感に終日堅調に推移した。セクター別では小売りやソフトウェア・サービスが上昇した一方で、エネルギーが下落。

製薬会社のギリアド(GILD)は同社開発のコロナ治療薬レムデシビルが回復期間を5日間短縮することが明らかになり上昇。ビデオ会議サービスを提供するズームビデオ(ZM)や電気製品、金融サービスなど幅広い製品、サービスを提供するゼネラルエレクトロニックス(GE)はアナリストの投資判断引き上げが好感され上昇した。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は同業ザイリンクス(XLNX)に買収案を提示したと報じられ下落。ザイリンクスは急伸した。オンラインギャンブルのドラフトキング(DKNG)は一部チームでの感染拡大で全米プロフットボールリーグ(NFL)の試合運営への懸念に下落した。

クドロー国家経済会議(NEC)委員長によると、トランプ大統領案には航空会社支援、中小企業支援などが含まれるという。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.