株価指数先物【昼のコメント】短期筋の売り仕掛けも2万3500円を支持線として意識

市況
2020年10月13日 12時10分

日経225先物は11時30分時点、前日比10円安の2万3510円(-0.04%)前後で推移している。寄り付きは2万3610円とシカゴ先物清算値(2万3615円)水準から始まると、寄り付きを高値にじりじりと上げ幅を縮める展開。前日の日中終値水準まで下押すと、その後は2万3500円から2万3540円辺りでの推移が続くなか、一時2万3480円まで下げる場面もみられた。

米株高の流れを受けて買い先行も、その後は次第にこう着感が強まりやすいとみられていたこともあり、驚きはないだろう。現物市場ではソフトバンクグループ <9984> 、ファーストリテイリング <9983> が下げに転じたことが重荷となったが、一方でファナック <6954> 、東京エレクトロン <8035> が日経平均を支えており、売りも仕掛けづらいところであろう。こう着感の強い展開が続きそうであるが、2万3500円辺りでの底堅さが意識されるなか、短期筋のショートカバーに向かわせやすい。

なお、前引けのTOPIXは0.13%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えは期待できないだろうが、前日、先週末も下げていたこともあり、この下落水準でも買い入れへの思惑が高まりやすい。2万3500円を引き続き支持線として意識しつつ、短期筋の売り仕掛け的な動きが出てくるようであれば、ショートカバーを狙ったロングスタンスになるだろう。

また、NT倍率は14.33と横ばいで推移しているが、テクニカル面では5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロス示現となり、5日移動平均線が切り上がりを見せる形で推移。日経225型優位の状況が続くとの見方からNTロングのポジションを取りつつ、徐々に日経225先物のロング比率を高める戦略となろう。

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