ペプドリは後場一段高、富士通と高速かつ高精度に中分子医薬品候補化合物の探索を実現
ペプチドリーム<4587>は後場一段高している。この日正午ごろ、富士通<6702>と共同で、環状ペプチドによる中分子創薬において、高速かつ高精度に中分子医薬品候補化合物の探索を実現したと発表しており、これが好材料視されている。
富士通の組み合せ最適化問題を高速に解く量子コンピューティング技術「デジタルアニーラ」とHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)を活用することで、創薬の候補化合物となる環状ペプチドの安定構造の探索を12時間以内に高精度で実施することに成功したという。これにより創薬プロセスにおいて、候補化合物の探索に必要となる実験室で行うウェット実験の工程を最小化し、結果として候補化合物の探索期間を短縮することにつながるとしている。