話題株ピックアップ【夕刊】(3):オリチェン、鈴与シンワ、DMソリュ

注目
2020年10月13日 15時19分

■オリエンタルチエン工業 <6380>  690円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

オリエンタルチエン工業<6380>がストップ高。東京証券取引所が12日の取引終了後、上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄から解除すると発表しており、これが好感された。20年9月30日時点の流通株式の時価総額が5億円以上となり、流通株式時価総額に関する上場廃止基準に該当しなくなったためとしている。

■鈴与シンワート <9360>  3,595円  +470 円 (+15.0%) 一時ストップ高   本日終値

鈴与シンワート<9360>が一時ストップ高に買われる人気となったほか、弁護士ドットコム<6027>、GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788>などがいずれも急騰した。菅政権が積極推進の構えにある行政のデジタル化では、効率化を図るうえで電子署名の導入が加速する方向にある。民間企業の間でも協業体制で脱ハンコ社会の需要獲得に取り組む動きが顕在化し、一部メディアでは3年後に電子署名は200億円市場に成長するとの見方も示しており、関連銘柄の物色人気が再燃している。

■DMソリュ <6549>  2,530円  +226 円 (+9.8%)  本日終値

ディーエムソリューションズ<6549>が大幅高。前引け後に、チラシ配りの感覚でスマートフォンへの広告配信ができる「スマホ折り込み」サービスの提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。同サービスは、低コスト、簡単、シンプルな設定で、指定した地点周辺に「今いる人」「過去に訪問した人」「住んでいる人」のスマートフォンへ、チラシ配りの感覚で広告配信ができるサービス。地点に加えて年齢、性別、既婚者/独身者、居住地の絞り込みができるため、ピンポイントのターゲット層を狙ってリーチすることができるという。

■エイジア <2352>  2,540円  +196 円 (+8.4%)  本日終値

エイジア<2352>が後場上げ幅を拡大。この日正午ごろ、デジタルマーケティングに取り組む企業を共同で支援するため、ライトアップ<6580>と業務提携したと発表しており、これが好感された。企業がエイジアのマーケティングコミュニケーションシステム「WEBCAS(ウェブキャス)」導入時に助成金の活用を希望した場合、ライトアップが申請にかかる各種手続きを支援・代行することで、デジタルマーケティングの速やかな実践をサポートするとしている。

■東洋電機製造 <6505>  1,197円  +89 円 (+8.0%)  本日終値

東洋電機製造<6505>は大幅高で4日ぶりに反発。12日の取引終了後、第1四半期(6~8月)連結決算を発表しており、営業損益1億6900万円の黒字(前年同期5100万円の赤字)、純利益3億1500万円(前年同期比3.5倍)となり、営業損益が大幅黒字転換したことが好感された。経済活動が低迷するなか、鉄道事業者における車両の新造・置き換え計画や製造業における設備更新計画の見直し・先送りなどを受けて、売上高78億4800万円(同11.2%減)となった。ただ、原価管理の強化及び経費の圧縮に努めたことなどで利益を押し上げた。なお、21年5月期通期業績予想は引き続き未定としている。

■アイ・エス・ビー <9702>  3,125円  +219 円 (+7.5%)  本日終値

アイ・エス・ビー<9702>が急反発、未踏の3000円大台に乗せ連日の上場来高値更新と気を吐いている。同社はスマートデバイス開発に優位性を持っており、モバイル向け通信制御ソフトで実績が高い。米アップルが13日に行われる「iPhone」関連イベントで次世代通信規格「5G」に対応する機種を発表するとの観測が強まるなか、東京市場でも5G関連株に改めてマーケットの注目が集まっている。同社は20年12月期営業利益が前期比29%増益予想と業績面も好調で、継続的な実需買いが流入している。

■省電舎ホールディングス <1711>  364円  +25 円 (+7.4%) 一時ストップ高   本日終値

省電舎ホールディングス<1711>が一時ストップ高。東京証券取引所が12日の取引終了後、上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄から解除すると発表しており、これが好感された。20年9月30日時点の流通株式の時価総額が5億円以上となり、流通株式時価総額に関する上場廃止基準に該当しなくなったためとしている。

■プロパスト <3236>  160円  +9 円 (+6.0%)  本日終値

プロパスト<3236>が急反発。12日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)単独決算が、売上高85億5700万円(前年同期比7.3%減)、営業利益10億8500万円(同17.2%増)、純利益7億200万円(同19.6%増)となり、通期計画の純利益を上回って着地したことが好感された。用地取得から小規模賃貸マンションの建築・販売までを行う賃貸開発事業で9物件を売却し、同部門のセグメント利益が同50.3%増となったことが牽引した。なお、21年5月期通期業績予想は、売上高184億2500万円(前期比22.2%減)、営業利益15億5500万円(同1.2%増)、純利益5億6200万円(同36.9%減)の従来見通しを据え置いている。

■Link-U <4446>  2,114円  +119 円 (+6.0%)  本日終値

Link-U<4446>が反発。12日の取引終了後、雑誌や書籍、コミックなどの出版を行う双葉社と、新規マンガ配信サービスに関する業務提携を行うと発表しており、これが好感された。今回の提携は、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載された小説のコミカライズ作品に代表される異世界転生系の作品を中心に、双葉社作品を広く閲覧できる新規マンガアプリの企画、開発、運営を両社協力のもと行うというもの。双葉社がアプリの提供、掲載作品の調達などを担当する一方、リンクユーはアプリの開発保守、サーバーの開発保守、広告運用などを担当するとしている。なお、同件による21年7月期業績への影響は織り込み済みとしている。

■エコス <7520>  2,247円  +116 円 (+5.4%)  本日終値

エコス<7520>が大幅反発。12日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を1300億円から1350億円(前期比6.7%増)へ、営業利益を44億円から60億円(同39.9%増)へ、純利益を27億円から36億円(同49.3%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症によってもたらされた生活習慣の変化に伴う需要の高まりによって、上期業績が計画を上回って着地したことに加えて、下期業績も前年同期を若干上回ると想定したことが要因としている。

●ストップ高銘柄

シライ電子工業 <6658>  327円  +80 円 (+32.4%) ストップ高   本日終値

ブロードバンドタワー <3776>  456円  +80 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値

グローバルウェイ <3936>  2,350円  +400 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

ソレキア <9867>  9,030円  +1,500 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

日本電波工業 <6779>  503円  +80 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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