PRTIMEがカイ気配スタート、上期営業利益は実質大幅増益で計画上振れで着地
PR TIMES<3922>がカイ気配スタートとなっている。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)単独決算は、売上高17億4100万円、営業利益6億3100万円、最終利益6億100万円で着地。前年同期は連結決算を開示していたため比較はないものの、会社資料によると売上高26.7%増、営業利益83.1%増となったほか、従来予想の営業利益2億5000万円を上回ったことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の影響で、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の利用機会は一時的に減少したものの、「マスク」や「消毒液」など新型コロナウイルス関連やテレワーク関連などのプレスリリースの発信が多くあったことが牽引した。また、5月下旬に緊急事態宣言が全国的に解除されたことで、6月以降のプレスリリース件数がコロナ禍以前の成長率を取り戻していることも寄与した。
なお、21年2月期通期業績予想は、売上高33億5700万円(前期比16.4%増)、営業利益7億5700万円(同49.2%増)、純利益7億700万円(同2.6倍)の従来見通しを据え置いている。