明日注目すべき【好決算】銘柄 富士通ゼ、ラサ商事、KOA (16日大引け後 発表分)

注目
2020年10月18日 11時00分

16日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

富士通ゼ <6755>   ★上期経常を66%上方修正、通期も増額

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の50億円→83億円に66.0%上方修正。コロナ禍の影響から早期に需要が回復した北米や欧州の一部地域などで空調機の販売が想定より伸びたことが寄与。為替相場が好転したことも上振れに貢献した。

併せて、通期の同利益も従来予想の160億円→190億円に18.8%上方修正。増益率が16.9%増→38.9%増に拡大する見通しとなった。

ラサ商事 <3023>   ★上期経常を58%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.8億円→7.6億円に58.3%上方修正。減益率が50.5%減→21.6%減に縮小する見通しとなった。プラント・設備工事関連事業で大型案件が前倒しで完工したことが寄与。経費削減を進めたことなども上振れにつながった。

アグレ都市 <3467>   ★上期経常を5.4倍上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1600万円→8700万円に5.4倍上方修正。減益率が84.5%減→15.5%減に縮小する見通しとなった。戸建て住宅の販売が堅調に推移するなか、土地原価や建築原価の削減に加え、販管費が想定を若干下回ったことが利益を押し上げた。

KOA <6999>   ★上期経常を29%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.8億円→6.2億円に29.2%上方修正。減益率が56.2%減→43.5%減に縮小する見通しとなった。欧州や北米、国内で自動車用途向け電子部品の販売が想定以上に伸びたことが寄与。

キムラユニテ <9368>   ★今期経常を18%上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→20億円に17.6%上方修正。減益率が38.3%減→27.4%減に縮小する見通しとなった。第2四半期に入ってから中国で急ピッチな回復がみられるほか、国内主要顧客も想定以上に伸びていることが寄与。また、「全員参画ワンチーム経営」の展開による収益改善が進むことも上振れに貢献する。

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