前週末16日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2020年10月19日 5時20分

■理研ビタミン <4526>  1,550円 (-400円、-20.5%) ストップ安

東証1部の下落率トップ。理研ビタミン <4526> が急落。東京証券取引所が15日の取引終了後、監理銘柄(確認中)に指定すると発表しており、これが嫌気された。提出期限の延長承認を受けていた21年4月期第1四半期報告書の提出が遅延する見込みとなったことが要因。なお、10月28日までに四半期報告書の提出がなかった場合、東証は上場廃止を決定するという。

■GMO-FG <4051>  24,290円 (-5,000円、-17.1%) ストップ安

GMOフィナンシャルゲート <4051> が急反落。15日取引終了後、東京証券取引所と日本証券金融が16日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)に引き上げた。

■テラスカイ <3915>  4,850円 (-670円、-12.1%)

東証1部の下落率4位。テラスカイ <3915> は急落。15日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を107億2800万円から110億3800万円(前期比18.7%増)へ、営業利益を5億2000万円から6億8200万円(同5.9%減)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。セールスフォースの導入・構築案件が引き続き堅調に推移していることに加えて、子会社BeeXが行う、SAPをAWSやAzureなどクラウドにマイグレーションするビジネスが拡大していることが牽引する見通し。また、タイにおける新型コロナウイルス感染症に対する非常事態令の影響で、タイへの進出計画が遅延しており、見込んでいた支出が減少したことも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高55億5500万円(前年同期比24.8%増)、営業利益5億2800万円(同52.9%増)だった。

■サーバーワークス <4434>  5,920円 (-610円、-9.3%)

15日に決算を発表。「上期経常が24%減益で着地・6-8月期も30%減益」が嫌気された。

サーバーワークス <4434> [東証M] が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比23.7%減の1億4500万円に減り、通期計画の3億7700万円に対する進捗率は38.5%にとどまり、さらに前年同期の45.1%も下回った。

■北の達人 <2930>  483円 (-46円、-8.7%)

15日に決算を発表。「上期経常は26%減益で下振れ着地」が嫌気された。

北の達人コーポレーション <2930> が10月15日大引け後(15:30)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比25.7%減の10.3億円に減り、従来予想の12.3億円を下回って着地。

■ドトル日レス <3087>  1,500円 (-123円、-7.6%)

ドトール・日レスホールディングス <3087> が急落。15日取引終了後、21年2月期連結業績予想の下方修正と中間期の減配を発表したことが嫌気された。売上高は1050億2100万円から998億3200万円(前期比23.9%減)に見直したほか、営業損益は1億9300億円の赤字から45億9200万円の赤字(前年は102億8900万円の黒字)、最終損益は41億4700万円の赤字から79億9500万円の赤字(同60億5800万円の黒字)に修正した。新型コロナウイルス感染拡大による影響は、一時的な店舗休業や時短営業にとどまらず感染拡大防止対策による客席数の減少、外出機会の減少などに及んだことから、業績は想定を上回る悪化となった。なお、今期中間配当は1株当たり12円(前年同期比5円減)とすることを発表した。期末配当に関しては未定としている。

■日本国土開発 <1887>  561円 (-39円、-6.5%)

15日に決算を発表。「6-8月期(1Q)経常は59%減益で着地」が嫌気された。

日本国土開発 <1887> が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比58.8%減の9.3億円に大きく落ち込み、通期計画の93億円に対する進捗率は10.0%にとどまり、さらに前年同期の23.2%も下回った。

■HIOKI <6866>  3,550円 (-190円、-5.1%)

15日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が9%減益で着地・7-9月期も41%減益」が嫌気された。

HIOKI <6866> が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比9.4%減の19.3億円に減ったが、通期計画の23.4億円に対する進捗率は82.8%に達し、5年平均の76.6%も上回った。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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