東京株式(大引け)=72円高、米株先物高を横目に反発も上値に重さ

市況
2020年10月21日 15時42分

21日の東京株式市場は前日の米株高を受け終始買い優勢の展開となったが、日経平均の上値も重く、2万3600円台で売り買いを交錯させる地合いだった。

大引けの日経平均株価は前営業日比72円42銭高の2万3639円46銭と反発。東証1部の売買高概算は9億4331万株、売買代金概算は1兆8718億4000万円。値上がり銘柄数は1553、対して値下がり銘柄数は552、変わらずは75銘柄だった。

きょうの東京市場は朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが先行した。前日の米国株市場で主要株指数が揃って切り返したことで投資家心理が改善した。米追加経済対策の与野党協議が進展しているとの思惑を背景に米株価指数先物が上昇し、それを横目にリスクを取る動きが優勢となった。ただ、取引時間中に外国為替市場ではドル安・円高方向に振れたほか、アジア株市場も高安まちまちで、上値を買い進む動きも限定的だった。国内企業の決算発表が来週から本格化することもあり、この結果を見極めたいとの思惑も上値を重くしている。業種別では33業種中31業種が上昇し、鉄鋼や非鉄、海運などグローバル景気に敏感なセクターが値上がり上位となった。個別でも東証1部全体の7割強の銘柄が上昇した。しかし、全体商いは盛り上がらず、売買代金は1兆8000億円台と8日連続で2兆円台を下回っている。

個別では、トヨタ自動車<7203>が上昇、KDDI<9433>も買いが優勢。ファナック<6954>、ダイキン工業<6367>なども堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。ソフトクリエイトホールディングス<3371>が値上がり率トップに買われ、島忠<8184>が商いを伴い急騰。サンデンホールディングス<6444>、Genky DrugStores<9267>も値を飛ばした。

半面、任天堂<7974>が下落、ファーストリテイリング<9983>も安い。キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>も冴えない。ニトリホールディングス<9843>も軟調だった。キャリアリンク<6070>が大幅安となり、グッドコムアセット<3475>、DCMホールディングス<3050>なども大きく値を下げた。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>も売られた。

出所:MINKABU PRESS

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