話題株ピックアップ【夕刊】(3):クニミネ、バンクオブイ、恵和

注目
2020年10月22日 15時18分

■クニミネ工業 <5388>  1,119円  +76 円 (+7.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

クニミネ工業<5388>が後場に入って急伸。同社はきょう午後1時頃に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比20.4%減の15億3800万円(従来予想は6億6400万円)に上方修正した。売上高予想も同12.7%減の134億8400万円(従来予想は126億8300万円)に引き上げた。鋳物関係の国内自動車用途向け販売が想定を上回って推移しているほか、利益率の高い復興関連の売上比率が高まったことなどが主な要因だとしている。

■バンクオブイ <4393>  3,340円  +210 円 (+6.7%) 一時ストップ高   本日終値

バンク・オブ・イノベーション<4393>が一時ストップ高まで上昇した。同社はきょう、延期していたファンタジーRPG「ミトラスフィア ―MITRASPHERE―」の中国本土での配信を開始したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。「ミトラスフィア」は、国内では2017年8月から提供しており、累計ダウンロード数は700万を突破している。なお、あわせて進めている「幻獣契約クリプトラクト」の中国本土配信については、21年9月期上期中(20年10月~21年3月)に配信を開始する見込みだとしている。

■恵和 <4251>  1,646円  +91 円 (+5.9%)  本日終値

恵和<4251>が後場プラス圏に浮上。同社はきょう、自社のコンクリート保護シート「キョージン」が、国土交通省が運営する新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたと発表。これによる利用拡大などが期待されているようだ。高耐久性塗料をシート化した「キョージン」は、コンクリートの表面に貼り付けることで、コンクリートの劣化(塩害・凍害・アルカリ骨材反応・中性化など)を防ぎ、構造物を保護することができるもの。このシートを利用することで、従来の塗装では4~5日程度かかる工程を1日に短縮できるという。

■APHD <3175>  447円  +16 円 (+3.7%)  本日終値

エー・ピーホールディングス<3175>が3日続伸。22日付の日本経済新聞朝刊で「居酒屋『塚田農場』を運営するエー・ピーホールディングスは22日、宅配や持ち帰りの専門店を横浜市で開業する」と報じられており、これが材料視されたようだ。記事によると、居酒屋などで扱っている100種類のメニューをそろえるという。コロナ下で居酒屋の利用が大きく減るなか、巣ごもり需要で伸びている中食需要を取り込むことが期待される。

■アイティフォー <4743>  935円  +27 円 (+3.0%)  本日終値

アイティフォー<4743>が3日ぶりに反発。21日取引終了後、21年3月期業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は145億円から158億円(前期比3.7%増)に見直したほか、営業利益は18億円から18億5000万円(同7.1%増)、純利益は12億5000万円から13億円(同5.5%増)に修正した。同社は独立系ソフト開発会社で、新型コロナウイルス感染拡大の影響が当初想定より軽微にとどまったほか、前期末時点で高水準に積み上がった受注残が順調に売上高へ寄与した。また、地方都市への出張をウェブ会議にするなどの経費削減も増益要因となった。

■ギグワークス <2375>  2,275円  +60 円 (+2.7%)  本日終値

ギグワークス<2375>が反発。21日の取引終了後、20年10月期の期末一括配当を従来計画の18円から22円(前期は14円)に増額修正すると発表しており、これが好感された。直近の月次や通期での業績動向などを踏まえ、利益還元を増やすという。権利付き最終日の29日を目前に控え、配当取りを狙う買いなどが入ったようだ。

■那須電機鉄工 <5922>  6,820円  +120 円 (+1.8%)  本日終値

那須電機鉄工<5922>が続伸。22日付の化学工業日報で「那須電機鉄工(東京都新宿区)は、独自の鉄チタン合金を使った水素吸蔵タンクを開発した」と報じられており、これが材料視されたようだ。記事によると、従来の鉄チタン合金は初期活性化に手間がかかる問題があったが、ボールミルを用いることで改善を図ったという。高圧ガス保安法、消防法などの法規制を受けず簡易的に水素を貯蔵できるとしており、再生エネルギーで製造した水素の貯蔵ニーズなどを取り込んでいく構えにある。

■ドリームインキュベータ <4310>  1,477円  +21 円 (+1.4%)  本日終値

ドリームインキュベータ<4310>は続伸。21日の取引終了後、新設子会社のペッツオーライが、リクルート(東京都中央区)からペッツオーライ事業を譲り受けることを決議したと発表しており、これが好感された。ペッツオーライ事業は、オンラインでのペットの健康相談及びペット関連情報プラットフォームの企画・開発・運営に関するサービス。今回の譲受は、同事業がポストコロナにも対応したサービスとして高い成長が見込まれるだけでなく、ドリームIの投資先であるアイペットホールディングス<7339>とのシナジーも期待できるという。譲受価格は非開示。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄

買取王国 <3181>  1,024円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

関通 <9326>  3,025円  -700 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値

アクシス <4012>  4,800円  -1,000 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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