株価指数先物【昼のコメント】ショートを仕掛けてきたとしても短期的な売買にとどまる

市況
2020年10月23日 12時28分

日経225先物は11時30分時点、前日比10円高の2万3510円(+0.04%)前後で推移している。寄り付きは2万3570円とシカゴ先物清算値(2万3580円)にサヤ寄せして始まった後は、トランプ大統領と民主党のバイデン氏による2回目のテレビ討論会を前にじり安基調となった。討論会開始後に一時2万3450円まで下げるなどショートを仕掛ける動きもみられたが、その後は2万3500円を上回って推移している。

前回の討論会では終了後に先物でショートを仕掛けてくる流れが強まったこともあり、慎重姿勢の強い展開となっている。グローベックスの米株先物が小動きで推移していることもあり、後場の動向が注目されよう。もっとも、海外メディアは一貫してバイデン氏優位の報道を続けており、トランプ大統領に対しては対立姿勢を続けている。結果が判明するまではショートを仕掛けてきたとしても短期的な売買にとどまろう。

一方で市場の関心は追加経済対策を巡る動向に向かっており、短期筋の売り仕掛けに対しては、その後のショートカバーを狙ったスタンスになろう。とはいえ、東証マザーズが本日も弱い値動きをみせているため、積極的な売買は手控えられよう。NT倍率は先物中心限月で14.53まで上昇している。ポジションを大きく傾けづらい状況のなか、引き続きスプレッド狙いやレンジ内での売買が中心とみられるため、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)のスタンスは継続。

なお、前引けのTOPIXは0.01%上昇であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えは期待できない。一方で日経平均構成銘柄の変更により、先物への調整買いは約1000億円程度とみられており、需給面での下支えとなる。

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