株価指数先物【引け後コメント】討論会を手掛かりとしたショートもランチタイムでカバーに向かわせる

市況
2020年10月23日 18時23分

大証12月限

日経225先物 23490 -10 (-0.04%)

TOPIX先物 1622.0 ±0.0 (±0.00%)

日経225先物は前日比10円安(-0.04%)の2万3490円で取引を終了。寄り付きは2万3570円とシカゴ先物清算値(2万3580円)にサヤ寄せして始まった後は、トランプ大統領と民主党のバイデン氏による2回目のテレビ討論会を前にじり安基調となり、討論会開始後に一時2万3450円まで下げる場面がみられた。しかし、グローベックスの米株先物が小動きで推移するなど討論会による波乱はなく、ランチタイムにおいてショートカバーが優勢となり寄り付きの水準を回復。ただし、追加経済対策の行方や討論会を受けた米国市場の反応を見極めたいとするムードが強く、後場は2万3530円から2万3560円辺りでの保ち合いが続き、大引けにかけてやや弱含む展開となった。

前回の討論会では終了後に先物でショートを仕掛けてくる流れが強まったこともあり、本日は慎重に構えていたことで、ショートの動きも加速せずに早い段階でカバーに向かわせていた。NT倍率は先物中心限月で14.54まで上昇したが、引けにかけた225先物の弱い動きもあって14.48で引けている。ただし、依然として緩やかな上昇傾向にあるほか、今週は節目の14.50を幾度か突破する動きをみせており、日経225型優位の状況であろう。ポジションを大きく傾けづらい状況のなか、引き続きスプレッド狙いやレンジ内での売買が中心とみられ、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)のスタンスは継続しておきたい。

手口面では、日経225先物はABNアムロが2400枚程度、JPモルガンが330枚程度の売り越しに対して、野村が880枚、クレディスイスが640枚程度の買い越し。TOPIX先物についてはクレディスイスが770枚程度売り越しており、一方で、JPモルガンが1350枚程度買い越している。クレディスイスは前日にショートに傾けていたが、ややNTロング向きに傾けた形である。ただし、依然として海外勢はショートに傾いていることから、引き続き2万3500円レベルでの底堅さが続くようだと、ヘッジ対応の買い戻しが意識されやすい。

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