決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】引け後 … ＡＮＡＨＤ、信越化、富士通　(10月27日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の10月26日から27日の決算発表を経て28日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　日立建機 <6305>

21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比88.4％減の47.7億円に大きく落ち込み、通期計画の340億円に対する進捗率は14.1％にとどまり、5年平均の41.4％も下回った。

▲No.5　山パン <2212>

20年12月期の連結経常利益を従来予想の222億円→179億円(前期は276億円)に19.4％下方修正し、減益率が19.6％減→35.2％減に拡大する見通しとなった。

▲No.6　日車両 <7102>

21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.4％減の33.7億円に減った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<8698> マネックスＧ 　東１　　 -9.97 　 10/27　　上期　　　 89.16

<6305> 日立建機 　　　東１　　 -7.54 　 10/27　　上期　　　-88.38

<2359> コア 　　　　　東１　　 -7.25 　 10/27　　上期　　　 12.30

<8628> 松井 　　　　　東１　　 -6.58 　 10/27　　上期　　　 45.44

<2212> 山パン 　　　　東１　　 -5.60 　 10/27　　　3Q　　　-35.27

<7102> 日車両 　　　　東１　　 -5.58 　 10/27　　上期　　　 -6.40

<3231> 野村不ＨＤ 　　東１　　 -5.41 　 10/27　　上期　　　　8.88

<6702> 富士通 　　　　東１　　 -5.20 　 10/27　　上期　　　-15.82

<5486> 日立金 　　　　東１　　 -5.13 　 10/27　　上期　　　　赤拡

<3003> ヒューリック 　東１　　 -4.61 　 10/27　　　3Q　　　 -3.86

<4185> ＪＳＲ 　　　　東１　　 -3.92 　 10/27　　上期　　　　赤転

<4099> 四国化 　　　　東１　　 -3.78 　 10/27　　上期　　　-22.17

<2540> 養命酒 　　　　東１　　 -3.17 　 10/27　　上期　　　-33.03

<6349> 小森 　　　　　東１　　 -2.99 　 10/27　　上期　　　　赤縮

<5809> タツタ 　　　　東１　　 -2.94 　 10/27　　上期　　　 -1.69

<9202> ＡＮＡＨＤ 　　東１　　 -2.83 　 10/27　　上期　　　　赤転

<8877> エスリード 　　東１　　 -1.04 　 10/27　　上期　　　-59.90

<2327> ＮＳＳＯＬ 　　東１　　 -0.96 　 10/27　　上期　　　-20.00

<4063> 信越化 　　　　東１　　 -0.62 　 10/27　　上期　　　-11.90

<7931> 未来工業 　　　東１　　 -0.57 　 10/27　　上期　　　-20.34

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした28日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。

「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース