30日の株式相場見通し=買い優勢か、米株反発で心理改善も上値重い

市況
2020年10月30日 8時00分

30日の東京株式市場は、前日の米国株市場が反発に転じたことを受け、リスク回避の売り圧力が一服、売り買い交錯も主力株などをはじめ買い戻しの動きがやや優勢となりそうだ。ECB理事会ではラガルド総裁が12月の追加緩和を示唆しており、これも投資家心理の改善につながる。日経平均は前日まで4日続落していたことで押し目買いが入りやすいタイミングにある。前日の米国株市場では新型コロナウイルスに対する警戒感は拭えないものの、7~9月期GDPの急改善などを受け押し目買いの動きを誘発、NYダウなど主要株指数が揃って反発に転じた。取引終了後に決算を控えるアップルをはじめ主力ハイテク株が買いを集め、全体指数の上昇に寄与した。ただ、上げ幅は限られ自律反発の域を出ておらず、東京市場でも上値の重い展開が想定される。

29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比139ドル16セント高の2万6659ドル11セントと5日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同180.725ポイント高の1万1185.593だった。

日程面では、9月の鉱工業生産指数(速報値)、9月の有効求人倍率、9月の住宅着工など。東証マザーズにRetty<7356>が新規上場する。海外では、10月の米シカゴ購買部協会景気指数、9月の米個人所得・消費支出、10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)、7~9月のユーロ圏GDP速報値、10月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

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