＜週末コメント＞　─ 来週の相場展望 ─　2020年10月30日

今週の日経平均終値は２２９７７円１３銭、前週末比５３９円４６銭安でした。

１０月相場は前半が強含みで推移し３月底打ち以降の戻り高値を更新しましたが、後半に入ると日々の出来高が減り徐々に軟化してしまいました。この１カ月を見ると日足チャートはソーサー型（鍋底の逆）の天井に近い形であまり良い状況ではなくなっています。日経平均は２５日移動平均線（２万３４４６円）を割り込み、さらに同線が本日から下向きに転じていることから調整トレンドに入ったことが分かります。下値７５日移動平均線（２万３１２０）も割り込んでしまい、この状態が続くようだと調整が長引く可能性も出てきています。頼みの新興市場も崩れてきており柱が見当たらない状況です。さて、来週はいよいよ米大統領選を迎えることになります。どちらが勝っても景気対策が打たれることには変わりはありませんが、コロナの感染拡大が止まらない現状において、コロナを軽視しているトランプ氏が勝つと不透明感が増すかもしれません。（ストック・データバンク　編集部）