2日の株式相場見通し=売買交錯もやや買い優勢か、米大統領選目前で方向感定まらず

市況
2020年11月2日 8時03分

2日の東京株式市場は、強弱感対立のなか方向感の定まらない動きとなりそうだ。前週末の米国株市場は新型コロナウイルスの感染者数が再び拡大を加速させていることを嫌気し、売り優勢の展開となった。NYダウは10月の月間下落率が約5%に達し、コロナショックで暴落した3月の下落率に次ぐ大きさだった。これを受けて東京市場もリスク回避の環境が続く状況にある。米大統領選を目前に控えていることもあり、積極的な買いは見込みにくい。ただ、前週末に日経平均株価は350円あまりの急落をみせていたことで、一段の下値を売り込む動きも見込みにくく、2万3000円近辺ではやや買いが優勢となりそうだ。

10月30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比157ドル51セント安の2万6501ドル60セントと反落。ナスダック総合株価指数は同274.002ポイント安の1万911.591だった。

日程面では、10月の新車販売。海外では10月の財新中国製造業PMI、10月のISM製造業景況感指数、9月の米建設支出など。なお、フィリピン市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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