【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─最大の不透明要因が解消する!先駆浮上銘柄を仕込む

市況
2020年11月1日 9時30分

「最大の不透明要因が解消する!先駆浮上銘柄を仕込む」

●米大統領選後の市場が投資方針を決める

米大統領選挙が目前だ。11月3日に行われることになっているが、これは米国時間。日本時間では3日夜から4日の午後にかけて行われることになる。

株式投資をしていると、ただ結果判明を待てばよいというわけには行かない。トランプ氏、バイデン氏のどちらが勝利するかで、市場に急変が起きることがあり得るからだ。

では、勝者が決まるのはいつか。早ければ3日中(日本時間4日中)ということになるが、今回は郵便投票との関係で数日、最悪の場合は数週間遅れてしまうこともあり得るという状況だ。

そのため株式市場も混乱に巻き込まれてしまいかねないが、投資方針としては選挙が終わり、市場が下がらなければ買い出動、下がればしばらく待って落ち着いたら出動でよい。 大統領選挙という最大の不透明要因が解消する。これだけで十分であり、いまはそれに備えて銘柄を決めておきたい。

●急落から浮上に転じ始めた銘柄に勝機!

対象としたいのは、10月に入って高値をつけたものの急落、それでも日経平均株価に先駆けてこのところ浮上に転じはじめた銘柄になる。

まずはZホールディングス <4689> だ。この会社はネット検索とニュースサイト「ヤフー」を運営するとともに、ZOZOTOWN、高級ホテル・旅館紹介サイト、アスクル <2678> と連携の個人向け通販サイトLOHACO、PayPay、ヤフオクなどをネット上に展開、運営している。

半導体関連株も総じて強いが、半導体製造装置用の制御機器、画像処理機器類に強いアバールデータ <6918> [JQ]も戻りに転じたばかり。復調は変わらずと見る。

値動きはスローながら、産業機械用マニュアルの作成・管理・運用システムで先行しているグレイステクノロジー <6541> も見逃せない。他社が参入しにくい分野でのビジネス展開は好評価できる。

いまはほとんどの企業がコロナ禍による経営状況の悪化から離脱する手段の一つとして、ローコスト化に熱心だ。それをサポートするコンサルに強いプロレド・パートナーズ <7034> も先高が見込める。

本コラムでよく取り上げる銘柄にも目を向けておこう。ヤマシンフィルタ <6240> だ。 建設機械向けフィルターで世界最大手という優位性はやはり魅力的だ。

そして最後は、大豊建設 <1822> 。ほとんどの建設株が低迷中なのに、この株は異例の高値キープを続けている点が興味深い。

2020年10月30日 記

株探ニュース

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